2012年9月27日木曜日

2人の死刑執行=短大生焼殺の服部死刑囚ら-民主政権3度目・法務省

法務大臣が変わって、ようやく死刑が執行されるようになってきましたね。
前回の法務大臣はほとんど執行しなかったわけですが、裁判で死刑が確定されているわけだから執行しなかったら裁判やっている意味がないですよね。
未だに死刑囚が100人以上いるわけなので、犯罪抑止をアピールするためにも、一日も早く執行してもらいたいと思います。


2人の死刑執行=短大生焼殺の服部死刑囚ら-民主政権3度目・法務省(時事通信 9月27日)

 法務省は3日、静岡県三島市で女子短大生に火を付け殺害した服部純也死刑囚(40)=東京拘置所=ら2人の刑を執行したと発表した。民主党政権下で3度目、滝実法相下では初めて。今年3月に当時の小川敏夫法相が3人に執行して以来、約4カ月ぶりで、前回に続き国会開会中の異例の執行となった。
 滝法相は衆院法務委員会への出席を理由に執行直後には記者会見せず、法務省職員が死刑囚の氏名などを公表した。法相は同日午後に会見する。執行には立ち会わなかった。
 滝法相は委員会終了後、記者団に「慎重に判断した結果、結論を出したということに尽きる」と述べた。
 法務省によると、未執行の死刑確定囚は130人となった。
 他に執行されたのは、京都府と神奈川県で親類2人を殺害した松村恭造死刑囚(31)=大阪拘置所=。

2012年9月19日水曜日

消費者庁、ジェムケリーに業務停止命令

ジェムケリーは相当前から問題になってたと思うけど、今更業務停止命令出しても遅いですよね。
なんで、被害が拡大してからしか動けないんでしょうかね。
消費者センターに連絡しても、相当な数の苦情がないと動かないみたいだしね。
少しでも苦情があれば、とりあえず調査をしてみる必要があるんじゃないでしょうか。
だいたい苦情の内容聞けば、悪質かどうかはすぐわかると思いますけどね。
消費者庁には、もう少し早い行動を期待したいですね。


消費者庁、ジェムケリーに業務停止命令(TBS系(JNN) 9月18日)
 若者に人気のジュエリー販売業者「ジェムケリー」が、「無料のプレゼントを店に取りに来て」などと客を誘い出したうえ、別のアクセサリーを買うよう執拗に勧誘するなどしたとして、消費者庁が業務停止命令を出しました。

 訪問販売に関する6か月間の業務停止命令を受けたのは、京都市のジュエリー販売業「ジェムケリー」です。

 消費者庁によりますと、ジェムケリーは「無料プレゼント」の広告を見て応募してきた客に対し、販売目的であることを告げないまま「店までプレゼントを取りに来て」と誘い出したうえ、別のアクセサリーを買うよう執拗に勧誘するなど、特定商取引法に違反する行為が認められたということです。

 消費生活センターなどに寄せられた「ジェムケリー」に関する相談は、今月までの3年半でおよそ300件に達し、このうちのおよそ8割が20代の男女からだということです。

 「ジェムケリー」の訪問販売の売り上げは昨年度は20億円を超えていますが、「ジェムケリー」は「処分を真摯に受け止め、訪問販売からの撤退を決定した」とコメントしています。(18日16:30)

2012年9月12日水曜日

予備試験組の合格率7割、法科大学院に不信感

法科大学院を修了しなくても、予備試験に合格すれば司法試験を受けられるんですね。
予備試験組の合格率が7割っていいますが、その予備試験の合格率がたった1.8%しかないとは驚きですよね。
逆に考えれば、その1・8%という難関をクリアした人でも、3割は落ちてるってことですよね。
恐るべし司法試験って感じです。


予備試験組の合格率7割、法科大学院に不信感(読売新聞 9月12日)

 今年度の司法試験では、法科大学院を修了しなくても、受験資格が得られる予備試験をパスした大学生26人が合格した。

 本来、経済的な事情で法科大学院に通えない人などを想定したルートだが、学生の人気ぶりに、資格予備校や大学も予備試験対策を始めている。

 法務省によると、昨年度の第1回予備試験受験者は6477人。うち大学生は2割(1218人)を占めた。最終合格者は116人(大学生40人)で、合格率1・8%の難関だが、予備試験自体には受験資格や回数の制限はない。

 「狭き門だからこそ、合格できれば優秀さの証明になり、法律事務所の就職で有利になるかもしれない」。今年、予備試験に初挑戦した早稲田大法学部2年の男子学生(19)は期待する。司法試験合格者は2008年度、2000人に達した後、頭打ちになった。一方、合格者の質低下や新人弁護士の就職難が、学生の法科大学院不信を深めている。

 今年の司法試験では、法科大学院修了生の合格率が平均25%に対して、予備試験を通った受験者の合格率は68%に上った。

資格予備校「伊藤塾」(東京)の佐藤修一執行役員(45)は「予備試験の受験は難関法科大学院の入試準備にもなり、積極的に挑戦する価値があると受講生に話している」という。

2012年9月5日水曜日

元Jリーガーから弁護士に転身 八十祐治さん

Jリーガーの第二の人生は、サッカーのコーチ業かと思っていましたが、普通のサラリーマンになる人もいるんですね。
でもこの方はふつうの仕事に意味を見いだせず、1日12時間の猛勉強によって司法試験を突破してしまう。
天は二物を与えるんですね。
普通、1日12時間勉強することは不可能ですよ。
司法試験になかなか合格できない人にも勇気を与える記事ですよね。
元Jリーガー弁護士として、新しい地位を確立してもらいたいですね。


元Jリーガーから弁護士に転身 八十祐治さん(産経新聞 9月3日)

 【新・関西笑談】Jリーガーから法律家へ

 ■司法試験合格目指し一念発起 家族抱えながら勉強続けました。

 サッカー少年たちの憧れであるJリーガーから、法律のプロとして法廷に立つ弁護士へ-。ガンバ大阪などで選手としてプレーした八十祐治さんは、引退後のサラリーマン生活に飽きたらず、司法試験に挑戦。持ち前の情熱を発揮して猛勉強し、難関を突破した。今月で弁護士として丸5年となる。穏やかな語り口の奥に秘めた芯の強さを感じさせる八十さん。夢中でボールを追いかけた少年時代から、華やかなJリーグのピッチ、苦労した司法試験まで、異色の経歴の陰にある努力の日々とは。(聞き手 前田武)

 --なぜ、弁護士になろうと思ったのですか

 八十 子供のころからサッカーばかりやってきて、引退した時は31歳。それからサラリーマンとして営業の仕事をしていたのですが、それまでサッカーに向けていたような情熱が、どうしても出てこない。そこで、何か次の目標に挑戦しようと考えたんです。

 --しかし、司法試験といえば最難関です

 八十 生活のためにサラリーマンになりましたが、仕事は正直言って単調なものでした。「定年まで30年、このままなのだろうか」と思い、悶々としていて…。そんな時、仕事で弁護士に相談することがあり、専門家としての技能を駆使して問題を解決するというプロの仕事に魅力を感じました。サッカー選手も、自らの能力をフル活用して目標を目指すという点では同じ。それに、どうせ資格を取るのなら一番高いところに挑戦しよう、という気持ちもありました。

 --それで一念発起して法律の勉強を始めた

 八十 大学は経営学部だったし、ゼロからのスタートでした。当初は、ずっとサッカーで努力してきたという自負もあり、「その情熱を司法試験に向ければ突破できるはずだ」という、今にして思えば根拠のない自信を持っていたんですよ。当時は東京で暮らしており、仕事を続けながら司法試験のための予備校に通い始めました。

 --仕事と勉強の両立は大変だったでしょう

 八十 昼間は普通に仕事をして、夕方からの予備校が週3回。帰宅してから午前3時まで勉強していました。でも、最初の2年間は、どんどん新しいことを学んでいくのが楽しかった。経験のために受けた1年目の受験は当然不合格。2年目もだめだったので、このままでは受からないと思って仕事を辞め、大阪へ戻って勉強に専念することにしたんです。

 --当時すでに家族を抱えていた身として、すごい決断ですね

 八十 仕事を辞めてしまうと、社会とのつながりが何もなくなって、精神的にきつかった。このままずっと受からないんじゃないか、家族はどうなってしまうのか、というプレッシャーや恐怖感との戦いでした。それからの2年間は毎日12時間、勉強しました。

 --合格した時の気持ちを聞かせてください

 八十 3年目の受験では、択一試験は受かりましたが、論文でアウト。結局、4年目で何とか突破できました。合格発表を見たときは、ガッツポーズが出ることもなく、ホッとして全身の力が抜けていったのを覚えています。

 【プロフィル】八十祐治(やそ・ゆうじ) 昭和44年10月、大阪府高槻市生まれ。府立茨木高校、神戸大のサッカー部で主将。同大経営学部を卒業後、Jリーグ発足の平成5年から2年間、ガンバ大阪でMFとしてプレーした。ヴィッセル神戸や横河電機などを経て12年に現役を引退。その後、司法試験の勉強を始め、4回目の挑戦となる17年に合格した。現在は大阪弁護士会に所属し、大阪市北区の摂津総合法律事務所で勤務。同会のサッカー部にも参加している。家族は妻と1男1女。42歳。