2010年7月26日月曜日

政府の思惑は外れるよ

政府が弁護士の数を増やすと決めるのは勝手ですが、その増えた分の弁護士の就職先の確保や貸与制にする問題など、全く司法の場の事を考えていない政策ばかり先に進めてしまっている気がします。
金持ちしか弁護士になれなくなるんだったら、弁護士数増加どろこか確実に減少しますね…


◆司法修習生:就職難 弁護士希望者の「未定」4割超(7月26日毎日新聞)
新司法試験に合格して司法修習を受けている弁護士希望者のうち4割以上の就職先が未定なことが日本弁護士連合会のアンケートで分かった。未定率は2年前の2倍以上で、就職難が加速している。
 アンケートは6~7月に実施、12月に修習が終わる予定の2021人のうち1235人が回答した。このうち532人(約43%)は内定していなかった。同時期の調査では、08年は約20%、09年は約30%。
 一方で、修習を8月に終える旧試験合格者についても、6月時点の就職未定率は約27%。08年は約6%、09年は約19%で、新試験組と同様に司法試験の合格者増や景気低迷などが影響しているとみられる。宇都宮健児・日弁連会長は21日の会見で「司法修習生の就職難は危機的状況。関連先に採用を要請するなど業務範囲の拡大に努めたい」と話した。【伊藤一郎】

2010年7月16日金曜日

みんな勉強熱心!!

今でも資格取得講座は人気なんですね~
丁度一年前に通っていたんですが、教室は生徒で一杯でした。ほとんどの人が昼間は会社で働いてるって感じの人達で、私もその一部でしたが最初はビックリしました。
ただ、やっぱり資格を持っていてもキャリアがないと意味がないって事も実感しました。


理系も文系の資格を目指す?LEC、資格事情アンケート調査から(7月14日オッレディース)
東京リーガルマインド(LEC)は、2010年6月に、資格取得を目指している学生・社会人を対象に、文系・理系の資格取得事情についてインターネット調査を実施した。調査対象は、10代から70代のLECMyページを登録している学生や社会人で、有効回答は、343人。調査時期は、2010年6月26日~6月28日までで、調査地域は、全国、調査方法は、インターネット調査で行われた。なお、LECMyページとは、同社が提供する資格取得をサポートするサービスのページのこと。調査結果によると、「文系の人が目指している資格」の問いには、「司法書士(18.0%)」、「司法試験(12.4%)」、「公認会計士(11.8%)」で、「理系の人が目指している資格」では、「弁理士(43.6%)」、「公認会計士(7.5%)」、「司法書士(6%)」、「宅建(6%)」となっている。また、「目指している資格以外で興味のある資格・ジャンル」については、「英語系(TOEICRTEST)(35%)」や「キャリア・コンサルタント系(23%)」が上位を占めており、英語の必要性を強く感じていることが見受けられる。資格取得を目標において勉強をすることのメリットは、仕事の中でスキルを磨いてゆくOJTと違い、知識を体系的に学べる点にある。そう考えると、理系と文系の違いが少ないアンケート結果もうなずける。ただ、資格を持っているだけでは現在の厳しい雇用情勢では通用しない恐れがあり、資格を使いこなしてスキル向上につなげることが重要と思われる。

2010年7月14日水曜日

検察官志望から弁護士へ

最初は検察官希望だったんですね~
司法試験目指して勉強してみると、弱い人の立場にいる人達の声を聞きたい!って理由で弁護士を希望♪その思いを今後も熱く持ち続け、より良い社会を目指して欲しい!!
もっともっと弱い立場のひとへの協力を!!

◆津地・家裁:「裁判員裁判の充実を」 林所長、就任会見で抱負 /三重(7月2日毎日新聞)
津地・家裁所長に6月23日付で着任した林道春所長(60)が2日、同地裁で就任会見し、「県民のみなさんにとって身近で利用しやすい裁判所にしていきたい」と抱負を語った。
 県内では6件実施している裁判員裁判について、林所長は「これまでは事実関係に争いはなかったが、今後、争いがあったり、死刑を扱う事件が出てくる。より分かりやすい裁判を求め、裁判員、被告人に納得してもらえるような充実した評議が必要」と話した。
 愛知県一宮市出身。名古屋大法学部卒業、72年に司法試験に合格し、98年2月に名古屋地裁部総括、08年10月に山口地裁所長などを歴任し、主に民事事件の審理に携わってきた。
 高校3年で検察官を目指し、司法試験に合格してからは「弱い立場にいる人の声を大切に聞きたい」と裁判官の道を選んだ。一宮市の自宅に母、妻、次男、長女がいる。【大野友嘉子】

2010年7月9日金曜日

法科大学院の存在意義

新司法試験の合格率を上げるためには一体どうすればいいのか??
記事にもある通り、法科大学院の質の向上や人数制限等して行かなければいけないと思う。
そして教える側の質と言いうのも大事な要素だと思う。そして生徒の質も!!


◆法曹養成:「法科大学院統廃合を」(7月6日毎日新聞)
法科大学院を核とした法曹養成のあり方について、法務、文部科学両省は6日、法科大学院の入学定員削減が必要との検討結果をまとめた。新司法試験合格率が著しく低い大学院などには統廃合を促したり、財政支援見直しなどを検討する。政府は今秋以降、新司法試験や司法修習も含めた見直し態勢を作る。

2010年7月5日月曜日

返済期間は10年間

どうして今年の11月からなんだろう??
今秋の合格者から適用って…ホント不平等…。
そんなこと考えてもなかったでしょう、みなさん。
家族を養っていかなくちゃいけない方だってホント、切実です!!
しかも返済期間も10年間と決められて…弁護士業務が上手くいかないと、生きてる心地がしなくなりそうですね・・・


◆司法修習生 生活ピンチ(7月5日asahi.com)
給費制、今秋から「貸与制」に
奨学生 借金なお上乗せ
■弁護士会反発「裕福な人しかなれぬ」
 法律家をめざす若い人たちが苦境に立たされようとしている。司法試験に合格した司法修習生にはこれまで、国が1年間の修習期間中の給与を支給してきたが、今秋から、必要な人だけに生活費を貸し出す制度に変わるためだ。京都弁護士会などは「裕福な人しか法律家になれなくなる」と反発。五つの法科大学院がある京都では、独自の支援に乗り出す大学も出てきた。
 「もし司法試験に合格したら、生活保護を申請できるか真剣に考えています」「今秋の合格者から支給されなくなるのは不公平ではないか」
 国の給費制維持を求める集会が先月25日、京都弁護士会の主催で立命館大法科大学院(中京区)で開かれ、出席した法科大生ら約30人からは将来への不安や不満を訴える声が次々に上がった。
 学生らは、在学中に多額の奨学金を利用しているケースが多い。貸与制の導入により、さらに借金を背負うことになる。日本弁護士連合会が昨年11月、修習予定者1528人に実施したアンケートでは、法科大学院で奨学金制度を利用した学生は約53%にのぼり、その借入額は平均318万円だった。
 集会に参加した吉山裕基さん(32)=伏見区=は勤めていた会社を5年前に辞め、龍谷大法科大学院(伏見区)に進学して修了。今年、3度目の司法試験に挑んだ。奨学金の借入額は1千万円を超えたという。「学費は全部自分で何とかしようと今までやってきた。子どもも3月に生まれたばかりで、給費制廃止は切実な問題です」と話す。
 京都産業大(北区)の法科大学院は先月、司法試験に合格した修了生に200万円を給付する独自の支援制度を設けた。全国の法科大学院で初めてという。昨年の合格率は約2%(受験者51人中1人)で全国最低となった。担当者は「合格者を増やすためにも、学生には生活費の心配をすることなく、試験に集中してもらいたい」と言う。
  「専念義務」あるのに
 貸与制は2004年の裁判所法見直しで導入が決まった。司法制度改革で法曹人口の拡大が進められ、国の財政負担が増えたことなどが背景にある。立命館大の松宮孝明・法務研究科長は「法曹制度は国のインフラの一つ。経済的な問題で優れた人材が集まらなくなれば、国民にとって大きな損失になる」と国の方針に疑問を示す。
 司法修習生には「修習専念義務」があり、副業やアルバイトは最高裁規則で禁じられている。この義務を廃止すればよいという意見もある。しかし、現役の修習生は「学生時代は試験勉強ばかりで、修習に入って初めて社会問題に目を向けるようになった。この1年間に学ぶべきことは多く、とてもアルバイトをする余裕はない」と語る。
 京都弁護士会は5月、給費制維持を求める決議を採択し、会員の弁護士約200人が名を連ねる「緊急対策本部」も設置。街頭や大学でチラシ配布や署名集めに取り組んでいる。学生向けの集会は京都産業大でも開き、今月中に京都、龍谷、同志社の各法科大学院で順次開く予定だ。
 同弁護士会の安保(あぼ)嘉博会長は「弁護士法は人権擁護と社会正義を弁護士の使命と定めており、給費制がその魂を支えてきた。法改正を求めていきたい」と話している。
 ◇司法修習生の給費制と貸与制◇
 司法修習生の給費制と貸与制 国は従来、修習生が修習に専念できるよう月約20万円の給与と夏冬の賞与などを一律に支給する給費制をとってきた。しかし、今年11月に修習を始める64期生からは、必要な人にのみ生活費を貸す貸与制に移行。利用者は月18~28万円を無利子で借り、修習後6年目から10年間で返済しなければならない。

2010年7月1日木曜日

11月まであと4か月

ジワリジワリと11月が近づいてきます…。
あと4ヶ月で司法修習生たちの運命が変わってしまいます!!!
今までは月20万円をもらって生活していたのが、11月になったらそれは”貸してもらってる”ってことになります。いつか返済しなければいけないって感じながら生活して行かなくちゃいけません。気持ち的に全然違います!!借金しながら弁護士活動するなんて…借金返す為に弁護士になったみたいじゃん。。。

◆司法修習生:給与支給廃止に反対、群馬弁護士会会長が声明 /群馬(6月30日毎日新聞)
群馬弁護士会の采女(うねめ)英幸会長は29日、裁判所法の改正で司法修習生の給与約20万円が11月以降支払われなくなり、生活資金の無利子貸し付け制度に移行することに反対する声明を発表した。県庁で会見した采女会長は「法曹人口が増加し、弁護士だから稼げるという時代ではなくなった。これ以上の経済的な負担を強いると、高い志を持った志願者が減る」と訴えた。【喜屋武真之介】