2010年6月25日金曜日

活躍できる時代

こう言ったすばらしい方たちのお陰で、今の法曹世界があるのかもしれませんね!男女問わず活躍できる時代ってことです。
これは、別に法曹の世界に限ったことじゃありません。
色々な人たちの功績の上で私たちが今こうやって男女差別なく仕事ができるってことを、再確認したいですね!!


◆野田愛子氏死去(弁護士、元札幌高裁長官)(6月21日時事ドットコム)
野田 愛子氏(のだ・あいこ=弁護士、元札幌高裁長官)19日午前6時27分、心不全のため東京都三鷹市の病院で死去、85歳。東京都出身。葬儀は近親者のみで済ませた。 1947年、現在の司法試験に当たる高等試験司法科に合格。東京家裁所長などを経て、87年、女性初の高裁長官として札幌高裁に着任。退官後は弁護士登録し都内の事務所に所属する傍ら、著述活動も行った。(

2010年6月21日月曜日

多重債務弁護士

多重債務の弁護士だって発生しかねませんね!!
先週18日改正貸金業法施行されましたけど、それがアダとなるなんてことないのかなぁ!?
日本の為、日本国民の為に働いてくれる弁護士さんへは、もっともっと手厚い待遇があってもいいんじゃないでしょうか~??



◆法律家、裕福な人だけ?(6月21日 asahi.com)
司法試験に合格した司法修習生に対し、国が1年間の給与を支払う「給費制」を廃止し、必要な人に貸す「貸与制」が11月から導入される。新制度に反対する市民集会(秋田弁護士会主催)が20日、秋田市であり、弁護士や司法修習生を中心に約80人が参加した。
 若手弁護士らが新制度後を想定した演劇を披露したり、パネルディスカッションをしたり、「裕福な人しか法律家になれなくなる」と訴えた。
 「社会的弱者の力に」と弁護士を志す秋田市の司法修習生が、法科大学院の学費や司法修習のため1千万円の借金を抱え、ネットカフェで生活――。そんな未来像を、仙台市の若手弁護士らで作った劇団「あおば」が演じた。苦学生の主人公が、裕福な修習生仲間や、厳しい就職活動の過程で志を失い、「弁護士はビジネス」と割り切るようになっていく姿が描かれる。
 これまで司法修習生には、勉強に専念するため、公務員の初任給に準じる月20万円程度の給与があった。他の資格に比べて優遇しすぎなどとの批判で、2004年に貸与制の導入が決まった。
 参加した多くのベテラン弁護士たちは「新制度ではわれわれは弁護士になれなかった」と話した。日本弁護士連合会の宇都宮健児会長は、多くの若手弁護士が数百万円の借金を抱えて働き始める現状を指摘。「多重債務や貧困と闘うべき弁護士が、借金に頭を悩ませる状況になる。国民の権利が守られなくなり、社会全体にとって大きな損失になる」と法改正を主張した。

2010年6月15日火曜日

貸与制への移行は間近

弁護士の先生が自分たちの仕事の傍ら、こういう署名活動をしていかなくちゃいけない現状って、何だか残念ですよね。。。
あと5ヶ月と迫った改正法ですが・・・こんなにたくさんの弁護士さんたちが反対している中、強硬施行となってしまうんでしょうか?


◆司法修習生:「給費制存続を」 福島と郡山で署名活動 /福島(6月15日毎日新聞)
司法修習生に国が給与を払う現在の「給費制」を「貸与制」にする改正裁判所法の11月施行を前に、福島市と郡山市で14日、県弁護士会の弁護士と修習生が給費制存続を訴える署名活動を行った。
 日弁連が全国で進めている街頭活動の一環。奨学金で司法試験合格を目指す人たちが、貸与制の導入でさらに借金を背負い、多くの有望な人材が法曹界を目指せなくなる状況が懸念されているという。JR福島駅東口の駅前広場では県弁護士会福島支部の弁護士と修習生15人が訴え、101人の署名を集めた。【金寿英】

2010年6月11日金曜日

異色の経歴

農林水産省って大変ですね!!3年間で11人もトップが変わってるんだー!!
普通の企業なら考えられないよ。そんな会社辞めたくなるでしょ?普通。
トップが何度変わっても関係ないのがお役所なのかな?
それでも責任持って日本の為に大臣として力尽くしてほしいよね!
って・・・この大臣、司法試験試験に合格した異色の経歴の大臣らしいから使ってみたけど、全然関係ない内容になっちゃった~ごめんなさい。



◆3年間で11人交代、“鬼門ポスト”の農水相 「どうなるか分からない」と山田新大臣(6月8日産経ニュース)
「政治が責任を持って口蹄(こうてい)疫の拡大を避けて早く終結をはからなければいけない」。8日午後、首相官邸で菅直人首相から農水相の指名を受けた山田正彦氏。その顔には疲労の色がにじんでいた。
 先月17日から宮崎県口蹄疫対策本部長として現地入り。7日夕に急遽(きゆうきよ)、東京にとんぼ返りしたばかり。
 7日夜、首相からの農水相就任要請に「引き続き、副大臣として現地対策にあたりたい」と一度は固辞したが、「大臣としてやってほしい」と重ねて要請され、最後には折れた。
 前任は口蹄疫問題の最中に外遊し批判を浴びた赤松広隆氏。農水相は、自殺した松岡利勝氏や事務所費問題で更迭された赤城徳彦氏ら、ここ3年間に11人が交代、自公時代から短期失脚の多い“鬼門”ポストだ。
 かつては司法試験に合格しながら、地元の長崎県五島列島で牧場を経営、弁護士事務所も兼業した異色の経歴の持ち主。口蹄疫への思いも熱く、宮崎県川南町の蓑原(みのはら)敏朗(としろう)副町長も「山田氏は、良くも悪くも現場を一番よく知っている人。経験を生かして力添えを頂きたい」と手腕に期待した。
 一方、事務所には支持者から「鬼門だけど頑張って」と皮肉な激励も。山田氏は農水省で記者団に「“鬼門”だといわれている。どうなるか分からないよ」と苦笑いを浮かべた。

2010年6月4日金曜日

3ヶ月後には…

あと3か月・・・。もし合格しても11月からは給与制から貸与制に変わってしまうから合否が分からない今のうちから、少しでもお金を貯めておいた方が良さそうですよね?!
そもそも、合格人数をあげて貸与制にするより、弁護士の質向上に向けて、合格率が低くても給与制を維持した方が、私達国民の為になると思うんだけどな~


◆新司法試験、受験率は75%(6月4日 Sankei Biz)
法務省は3日、5月に実施した新司法試験(法科大学院修了者が対象)の受験者数(確定値)や短答式試験の結果を発表した。
 受験予定者1万908人のうち、実際に受験したのは8163人。受験率は昨年より2.5ポイント低い74.8%だった。短答式試験は5773人が合格。論文式の採点を経て、9月9日に最終合格者が発表される。

2010年6月3日木曜日

裁判官の力

ひとりの人生を誤った方向へ導いてしまった自分の力のなさから、この人の半生も転落してしまったんでしょうけど、でも、一裁判官ならば、その経験を生かして冤罪のないように努力すれば良かったのにって思う。
お酒に溺れるなんて、甘えてるよ。1人ならまだしも、妻も子供もいたのにね。。。
もっと早く気づいて欲しかったっと思ったな~


◆裁く重み 人生翻弄 袴田事件裁判官・熊本さんの半生(6月2日中日新聞)
◇酒におぼれ 生活保護、自殺も
静岡市で1966年、一家4人が殺害された袴田事件で、一審の死刑判決を書いた熊本典道元裁判官(72)。2007年、「無罪の心証」を公表し関心を集めたが健康面の不調で、再審支援の表舞台から退きつつある。その半生は判決を境に暗転、人を裁く重みに翻弄(ほんろう)されたようにも見える。裁判員制度の導入から1年を機にたどった。 (中部報道部・森本智之)
 一昨年、前立腺がんと診断された。歩行は困難になり、ろれつも回りにくくなった。
 熊本さんは福岡市東区で、知人の女性(69)の支援を受けながら暮らしている。月約10万円の生活保護が収入のすべてだ。「認知症のような症状が出ることがある」というが、事件のことは裁判所の担当書記官の名前まで覚えていた。袴田巌死刑囚(74)のことを尋ねると、おえつした。
女性とは公表の約1年前に地元の朝市で知り合い、一緒に暮らすようになった。当時は「弁護士らの知人から借金して食いつないでいた。ホームレスのようなもの」という。女性からも金を借りるほど生活に困っていた。
 熊本さんは酒を飲むときまって「袴田君に申し訳ない」と泣いた。事情が分からない女性はインターネットで事件のことを知り、06年冬、支援団体に連絡。支援者の1人は「もう死んでいると思っていた。女性と出会わなければあの公表はなかった」と話す。
九州大卒業後に司法試験にトップ合格。静岡県警OBは「逮捕状や拘置請求の却下が多い人権派(の裁判官)で有名だった」。68年の袴田事件の一審判決当時は30歳。自白の信ぴょう性に疑問を抱き無罪を主張したが、裁判官3人の多数決で覆された。
 半年後、判決を悔やんで弁護士に転身した。東京の先輩の事務所で共同代表となり、妻と2人の娘にもめぐまれたが、酒の上のトラブルが絶えなかった。
 「無実の人を殺した。逮捕しろ」。夜中に警察署で大騒ぎしたこともあった。離婚届は大酒で担ぎ込まれた病院で書いたという。
 90年、司法修習同期の弁護士を頼って鹿児島県へ。関東地方に住む長女は最近、熊本さんにあてた手紙で、当時を振り返り、「『肝硬変で危ない』と言われ見舞うとやせこけてオムツを着けたお父さんがいた。それでも病室で酒を飲んでいた。(後に病死する)お母さんはこの時もう発病していたんだよ」とつづっている。
 95年に弁護士登録を抹消。九州を転々とし学生時代を過ごした福岡に行き着いた。これまでに自殺を試みたこともあったが、結局は死にきれなかったという。
「無罪の心証」の公表後、再審支援に加わろうと弁護士の再登録を申請したが、自ら取り下げた。健康面でも金銭面でも負担が大き過ぎたからだ。今は再審の行方を見守ることしかできない。
 死刑判決がその後の人生にどれだけ影響を与えたか。「酒癖が悪く、本人の人格の問題だ」と言う人もいる。ある支援者は「事件を背負い込んできた部分もあっただろう。周りに迷惑を掛けながら生きてきたようだが、こういう弱い生き方しかできなかったのではないか」と話した。