2010年12月28日火曜日

人物重視型に変更!!

公務員になりたかったら、難しい公務員試験に合格しないでどうするの?!って思うんだけど…。誰でもちょっと勉強したら合格しちゃう、って感じのぬる~ぃ公務員試験にだけはしないでほしいと思う。


◆大阪府:採用試験見直し エントリーシートや論文実施へ(12月28日毎日新聞)

大阪府は28日、筆記重視の採用試験を来年度から見直し、エントリーシートや論文を取り入れた、新たな試験を行うことを決めた。6月下旬の試験時期も5月上旬に前倒しする。試験内容を見直し、時期も民間の就職活動スケジュールに合わせることで、質の高い人材を確保したい考え。
 府の行政職の採用試験は、05年度1168人だったが、09年度には194人に激減。さらに合格者のうち1割が内定を辞退した。府は、府の仕事に関するPRが不十分▽試験科目が多く、受験者は長期間の準備が必要--などの問題点が背景にあると分析。
 試験では大卒者と社会人採用は、択一式を廃止。面接の評価項目や手法も見直し、人物重視型にする。【堀文彦】

2010年12月24日金曜日

今のうちに…

高校2年生で将来の夢がハッキリしてる子って羨ましいなぁ~
あたしは何がしたいのか?なんて全然考えてなかったし、大学にも行ければいいなぁ~くらいにしか思ってなかったょ…。だから、こういう子たちを見ると、自分が恥ずかしくなっちゃう><
今だから思う事は、学生は勉強する時間はタップリあるじゃん!!イヤなのは分かるけど、絶対自分の為になるんだから、今一生懸命勉強した方がいいよ!ってことだよね~




◆吉田高2年渡辺さん宅建に合格 学業と両立、18歳未満は全国6人 「将来は不動産関連の仕事を」(12月22日 asahi.com)

吉田高2年の渡辺早也翔さやかさん(17)は、宅地や建物の売買などにかかわる国家資格・宅地建物取引主任者(宅建)の資格試験に合格した。本年度は県内受験者の合格率が11.1%という難関で、18歳未満の合格者は全国で渡辺さんを含めて6人だけ。渡辺さんは「将来は資格を生かし、不動産関連の仕事に就きたい」と話している。 宅建の資格試験は年に1回実施され、土地や建物の売買にかかわる法令のほか、建物の形質や構造、種類、土地の形質などについて知識が問われる。不動産関連の契約を行う上で重要な資格。 渡辺さんが受験を決意したのは昨年の冬。以前から「広告を見ながら食事をしていた」というほど一戸建て家屋の間取りに関心を持っていた。不動産関連の企業に就職する夢を抱き、その第一歩として宅建の資格取得を目指すようになった。 それから1年弱は、学業も手を抜かず難関試験の合格を目指し、1週間に40時間以上の学習、受験対策時間を確保。10月17日に甲府市内で行われた試験に臨み、今月1日に吉報を手にした。 試験の実施機関である財団法人不動産適正取引推進機構によると、今回の全国2万8千人余りの合格者のうち、18歳未満は渡辺さんを含む6人だけ。渡辺さんは「試験終了後は手応えがなく不安だった。念願がかなってほっとした」と喜んだ。 担任の林るり子教諭は「大学進学を目指す中で、その先の目標を明確に掲げて努力している。頑張りには頭が下がる」と評価。渡辺さんは「次の目標は法学部に進学すること。必要な知識をもっと身に付けて夢を実現したい」と話している。

2010年12月21日火曜日

合格、おめでとうございます

3万人でもすごいなぁ~って思うのに…さらに6、7年後にはプラス2万人になってるんでしょ?!
法曹界もし烈な争いが起こりそうだなぁ?!
あんまり居すぎても…弁護士のありがたみって減るよねぇ…。

とにかく、市民の為の優しく親切な弁護士になって欲しいと思います!!

今回合格された方~!おめでとうございまぁす!!


◆弁護士3万人突破へ 司法修習生の卒業試験1949人が合格(12月15日産経ニュース)

最高裁は15日、司法試験に合格した修習生が法曹(裁判官、検事、弁護士)資格を得るための11月の卒業試験で1949人が合格したと発表した。大半が弁護士となり、16日に登録される見込みで、現職と合わせた弁護士数が初めて3万人を超えることが確実になった。
 日弁連によると、12月1日現在の弁護士数は2万8868人で、3万人まで1100人余りとなっていた。
 法曹人口は司法制度改革の柱として大幅増員が続いており、司法試験合格者数を年間3千人程度まで増やし、2018年ごろには法曹が5万人になると試算されている。弁護士は90年代後半まで1万5千~1万6千人台だったが、最近10年間で1万人以上増えた。
 一方で弁護士の質の低下や過当競争を訴える声が近年強まり、日弁連が増員見直しを求めている

2010年12月15日水曜日

好きになる力を身につけよう!!

ワイドショー好きが好きなあたし。どっかでこの人見た事あるなぁ~って思ってたら…フジテレビのワイドショーでレポーターしてる人じゃん!!って気づいた。

経歴見てビックリだよね~!!司法試験合格後落語家へ転身なんてさ。何て潔いんでしょうか!!!勇気がなければできないよね?!

そして…何事も『好きになる力』が大事なんだそうです。

◆学力のすすめ:「好きこそものの上手なれ」 落語家・立川談笑さん(12月15日毎日新聞)

日本の子供たちにとって、社会で生きるために必要な「学力」とは何か。第2回は、司法試験の受験生から一転、落語家の門をたたいた立川談笑さんに聞いた。
--社会で生きていくのに、どのような「学力」が必要でしょうか。
 大事なのは「好きになる力」だ。就職しても、好きな仕事ができるとは限りません。望まない仕事を、嫌々するのか、何か魅力を探して一生懸命取り組むか。その時、「好きになる力」が試されます。好きになれば興味を持つようになるし、関連する知識も身につくでしょう。業界の先人に対する尊敬の念がわいて、その後に続く者としての自覚も生まれます。まさに「好きこそものの上手なれ」です。
--思い込むのですか?
 わざと、自分をそう仕向けるんです。ゲームのようなものですね。ボイラー技士なら「ボイラー大好き」。パン屋さんなら「イースト菌大好き」といった具合です。「つまんないや」と思ったら、ボイラーもイースト菌もつまらないだけです。でも、好きになると奥が深く見えてくる。勉強の場合は、分子式とか単語帳が大好きだと思い込む。単語の意味を思い出せなかったら、「ごめんよ、もう忘れないよ」と思うくらいに。覚える方法は「再生」の繰り返しです。例えば、単語を見て覚えたら、一度、頭の中から消し、改めて「再生」する。再生する間隔は1秒から1週間まで、だんだん、のばしていく。
--いつから実践しているのですか?
 大学受験の浪人時代です。1日にメリハリを作るために、朝はラジオで英語講座を聴くことにしたんですが、意思が弱いので、何か「I want ~」と思うことがないとだめだと考えた。早起きする意欲なんて、そうそうわきませんから。それで、英語講座の講師を好きだと思い込むことにしました。その後、参考書や科目の内容を覚える方に広げていきました。必要最小限の内容を選んで、完璧に覚えることです。愛する対象は限定した方がいい。司法試験も、落語の昇進試験もこの方法で勉強しました。
--落語も?
 (立川談志門下では)昇進試験があるので、踊りや都々逸、小唄を覚えました。とにかくおもしろいところを探して、好きになる。入門したのが27歳で、子供のころからけいこをしているわけではないので、技術的に素晴らしいものはできないかもしれない。質がだめなら量でいこう。そう思って400曲くらい覚えました。
--社会に出る前に、どのような体験が必要でしょうか。
 格闘技がいいと思います。相撲でもレスリングでもいい。私自身は中学、高校の6年間、クラブ活動で柔道をしていました。高校で絞め技を使うようになって、現実に首を絞められる状況を体験すると、自分の限界が分かる。苦しくて、もっと体を動かしたいのに動かせない。これ以上はだめだと。でも、がんばれば、もう一歩踏み出せるかもしれない。限界の先に行くこともできるんです。直接触れ合うものがいいと思いますね。
--談笑さんの考える「学力」とは。
 自分の可能性、人間性、幸せをどこまでも広げる力です。それは、好きになって、挑戦していくことで身につく。40歳を過ぎて、トライアスロンに挑戦しようと決めて、まずランニングを始めたんです。初めて道路にでた時は、とにかく「気持ちいい」と自分に暗示をかけた。当時、体重は100キロで、トライアスロンなんて、自分から一番遠いことだと思いました。遠いからこそ、やってみようと。
--社会に出る前の若者に、お薦めの本は。
 「レコーディング・ダイエット決定版」(岡田斗司夫著、文春文庫)。やせるための本だと考えると、この本の本質は見えません。勉強しなければと思うのにできないというのは、ダイエットと似ていますよね。大人になると、恋愛や飲酒など、いろいろなものに流されてしまいがちです。自分の欲求をどうやって抑制するか。自分の心と体をコントロールする方策が詰まった本です。【聞き手・岡礼子】
 ◇略歴 1965年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。予備校講師をしながら司法試験合格を目指すが、93年、落語の立川談志に入門し、落語家へ転身。立川談生を名乗る。2003年、談笑に改名。04年に真打ちに昇進。フジテレビの情報番組「とくダネ!」のリポーターを務める。共著に「超(スーパー)落語!」(アスペクト)など。

2010年12月13日月曜日

ガンバレ!ウミガメ悠ちゃん!!

人口ヒレ作った人すごいなぁ!!!
水の抵抗とか、水圧、負荷全て計算しないと出来ない訳だよね?!
しかも本物のようなしなやかさ?みたいのも必要となるでしょ?!
それにハズレちゃいけない訳だもん…。
悠ちゃんにも、あたしたち人間の熱い思い伝わってるかしら~?!
ケガする前のようにスイスイ泳げると様になるといいねっ



◆ウミガメ悠ちゃん、人工ヒレのリハビリ続く(12月13日読売新聞)

サメに襲われて両前脚の一部を失い、人工ヒレを装着する計画が進む雌のアカウミガメ「悠ちゃん」が、神戸空港島(神戸市中央区)の人工池から、市立須磨海浜水族園(同市須磨区)に戻った。
 来年5月頃まで同園で過ごす予定で、NPO法人「日本ウミガメ協議会」などによる人工ヒレの装着試験が行われる。
 同協議会などでは人工ヒレの装着を2009年春から試みているが、水の抵抗で外れたり、装着法が合わずに傷口が悪化したりしており、試行錯誤を続けている。
 今回、悠ちゃんに合成ゴム製のベストを着用させ、ベストと人工ヒレを面ファスナーで固定。大水槽で、悠ちゃんは少し潜ったり、水面に浮いたりを繰り返していたが、次第に慣れたのか、深い場所まで潜って魚と一緒に泳いでいた。

2010年12月9日木曜日

女性の活躍

自分の今まで歩んできた経歴をサラッと言えてしまう、そんな女性が本当にうらやましい…。しかもそれが女性となると…日本も捨てたもんじゃないな~って思う。
こういう女性って、世の中にまだまだわんさかいると思うんだよね~。

あたしは決してフェミニストではないけれど…世の中、もっと女性が活躍できるような社会になって欲しいなぁ~!!



◆ひと交差点:道内2人目の女性検事正となる赤根智子さん /北海道(12月7日北海道新聞)

◇国際派の女性検事正 函館地検の検事正として、道内2人目の女性検事正となる赤根智子さん(54)が就任した。東京都府中市にあるアジア地域の刑事司法の国際的研修機関「国連アジア極東犯罪防止研修所」(通称アジ研)の教官を務めるなど、「国際派」を自任する異色の検察官だ。
 愛知県出身。東大法学部在学中に司法試験に合格し、82年任官。名古屋地検などに勤務し、「国内だけでは視野が狭くなる」と88年に米ジャクソンビル州立大に私費留学。00~02年に札幌地検公判部長を務めた後、アジ研次長に就任。当時、議論を交わしたアジア各国の司法・警察官僚と今も交流が続く。
 裁判のみを担当する公判部のほか、警察から送致を受けた事件を調べる刑事部にも勤務し、ある汚職捜査では取り調べ相手に行方をくらまされた苦い経験も。「満足のいく事件は今まであまりなかった」と振り返るが、「現場が最も好き」。「常に自戒を忘れず、誠意をもって事件に向き合いたい」と話す。【佐藤心哉】

2010年12月2日木曜日

決断力のある人

その時々で、自分の人生の大切な所で大きな決断できる人っているんだよねーー!!その決断力がある人が羨ましく思う!!こう言う人って自分の下した判断には後悔しなそうだし。実際、大友さんは後悔してないでしょ?!
これからも、多くの人が見たいと思うドラマを作って行って欲しいと思います。

◆時代を駆ける:大友啓史/7 弁護士志望からNHK(12月2日毎日新聞)
◇KEISHI OHTOMO 《大学入学当初は、弁護士志望だった》 1、2年生の間は、司法試験合格を目指して予備校に通っていました。難関ですから、少しでも近道をと考えたのです。田舎者のせいか、キャンパスの雰囲気は合わないし、授業を聞いていてもおもしろくない。何か地に足のついたことをしなければ、という気持ちもありました。 《法律を丸暗記する勉強法に嫌気がさし、予備校をやめてしまう》 受験勉強に取りかかって2年目。抽象的な条文にぶつかると、具体的にどういうことかと、疑問を抱くようになりました。もやもやを解消しようと読書をする。すると、暗記一辺倒の勉強が味気なくなってきて、司法試験向けの勉強はやめてしまいました。 3年生で選んだゼミは宇宙法。四角四面の法律と縁遠そうだし、女子学生が多かったからです。 《就職活動に入った89年。世の中はバブル景気に沸いていた》 会社訪問をしたのは50社ぐらい。業種を絞らず、手当たり次第です。大人の社会を見て回ることが楽しかったのです。実は本気で就職する気はなく、文学部へ学士入学し、その後は大学院へ進もうと考えていました。 マスコミ企業も何社か受け、内定をもらったのがNHK。もともとテレビとは無縁で、採用試験前にあわてて見たほど。だから、まさかの内定でした。大学院へ進める保証はないし、親のスネをかじり続けることにも負い目を感じ、就職することにしました。 《振り出しは秋田放送局ディレクター》 旅番組を手始めに、スポーツやのど自慢の中継など、なんでもやりました。初めて企画し、全国放送された番組のことは忘れられません。八郎潟町に1軒だけある理髪店のルポ。 ローカル枠のドラマを作ったこともあります。地元の人をキャストに、僕が脚本を書いた「見えない」。先輩から「放送枠をやるから好きにやってみろ」と言われたのがきっかけでした。 あのとき声をかけてくれた先輩は恩人です。この番組がきっかけで、東京でドラマ制作をすることになったのですから。============== 聞き手・岩崎信道/火~土曜日掲載です============== ■人物略歴 ◇おおとも・けいし NHK「龍馬伝」チーフディレクター。44歳(写真は95年放送のドラマ「家族旅行」ロケ先で。大友さん<前列右から2人目>提供)

2010年11月18日木曜日

修習生給費制、1年継続へ

結局は1年間だけだけど、継続するんだ…。
押し通して貸与制にした意味って・・・。
しかも驚いた事に…与野党で一致したんだ!!
だったら、10月の時点で一致させておけば、こんな面倒臭いことにはならなかったと思うんだけど…。

1年間の引き延ばしだけで本当に大丈夫なの?!また1年後に同じようなこと起こりそう…。




◆修習生給費制、1年継続へ=今国会で法改正-民自公が一致(11月18日時事ドットコム)

民主、自民、公明3党の幹事長らは18日、国会内で会談し、司法試験に合格した司法修習生の生活費について、今月1日にスタートした「貸与制」を以前の「給費制」に戻すことで一致した。2011年10月31日まで給費制を継続し、困窮者への返済免除などの措置を講じた上で、貸与制に移行する。衆院法務委員長提案で裁判所法改正案を提出し、今年の司法試験合格者の修習が始まる27日までに成立させたい考えだ。 修習生にはこれまで月額約20万円が給与として支給されていたが、法曹人口の拡大に対応するため、今月1日から無利子の貸与制に切り替わった。民主党の一部や公明党は10月、貸与制への移行を延期するよう各党に働き掛けたが、自民党が「民主党内がまとまっていない」と反対したため断念。しかし、その後も日弁連が「金持ちしか法曹になれなくなる」と各党に法改正を求めていた。

2010年11月17日水曜日

16歳最年少合格!!!

一度は憧れた公認会計士…。そんなに難関だったとは…。勉強始めなくて良かった~(笑)

簿記の資格取りたくて学校にも通った私…。
結局、仕事が忙しくなって通えなくなってお金だけ払って勉強もリタイア…
中途半端な気持ちじゃダメってこと!!



◆公認会計士 16歳最年少合格 岐阜の長谷川智也君(11月15日東京新聞)

今年の公認会計士試験の合格発表が十五日あり、岐阜市の通信制高校二年長谷川智也君(16)が、史上最年少で合格した。長谷川君は「とてもうれしい。思わずガッツポーズしました」と笑顔を見せた。
 公認会計士試験は司法試験と並ぶ難関とされ、今年の合格率は8%。これまでの最年少は十八歳だった。
 長谷川君は、会計関係の仕事をしていた父親の影響で、中学三年の秋から簿記を勉強。一般の高校受験はせず、中部学院大の市民講座の会計プロフェッショナルコースで、社会人経験者らと机を並べてきた。昨年は、日商簿記検定試験の一級にも合格した。
 毎朝五時半に起き、一日十時間近く参考書と向き合う。担当の森均教授(65)は「必死にトライする姿に、人間的にも成長したと感じた」とたたえた。

2010年11月12日金曜日

原告で有り、原告側の弁護人

肝炎の症状が出ても、弁護士の道を目指して辛いながらも勉強してきたって…本当にすごい人だなぁと、尊敬に値すると思う。

肝炎訴訟の原告で有り、原告側の弁護人でもある辰巳さん。
さぞ、原告団のみなさんは心強いだろうと思います。

信念をもって戦い続ける事は立派です☆
頑張ってください!!!



◆なにわ人模様:B型肝炎大阪訴訟原告・弁護士、辰巳創史さん /大阪(11月12日毎日新聞)

◇一日も早く和解成立を--辰巳創史さん(38)=奈良市 ◇経験以上の悲惨さに心痛む 「同じ患者として話すからこそ共感できることがある」。辰巳創史弁護士(38)=大阪弁護士会=は「B型肝炎大阪訴訟」の原告患者であり、弁護団のメンバーでもある特異な存在だ。
 原告団として行動する際の立ち位置は「弁護士」だ。だが「原告番号30番」として発言を求められると心のスイッチが切り替わる。「弁護士として言ってはならない感情的な発言もしてますね」と、少し照れくさそうに笑う。
 15歳の時、自らがB型肝炎ウイルスの持続感染者(キャリアー)と分かった。母子感染はなく、手術や輸血の経験もなかった。医師も感染理由が分からず、「何でやろなあ」と首をかしげていたのを覚えている。幸いにも症状は悪化せず、学生時代は一般の人と変わらない日常生活を送った。
 一人でこつこつする職人的な仕事にあこがれて弁護士を目指し、大学は法学部に進んだ。刑事や労働事件をしたかった。だが司法試験の壁は厚く、いったん就職した。
 体に異変が起きたのは29歳の時だった。肝機能の数値が悪化しており、慢性肝炎と診断された。1カ月ほど入院し、退院後も高価な薬を飲み続けざるを得なくなった。終わりの見えない肝炎との付き合いが始まった。
 04年度から法科大学院が開設されるのを知り、あきらめられなかった弁護士への夢がよみがえった。しかし退職して飛び込んだ大学院の授業は厳しく、無理を重ねる中で肝炎が再び悪化した。入院生活は長引いたが、「もう負けたくない」の一念で勉強は続けた。参考書をダンボール箱に入れて持ち込み、病室から大学院に通った。
 強い思いは実り、07年に新司法試験に合格。弁護士としてB型肝炎訴訟に加わった後、昨年6月に自らも原告として提訴した。多くの原告患者や遺族たちと知り合い、感染によって狂わされた人生を目の当たりにした。結婚や出産をあきらめた▽治療のため仕事を辞めた▽余命宣告を受けた--。差別や偏見も恐れ、大半の原告は実名を明らかにすらできない。自らの経験を超える悲惨な実態に心が痛んだ。
 自身は原告患者として実名を明かして会見に臨んでいる。だが家族を持ったことで意識は少し変わった。「長女(2)が大きくなった時、病気を嫌がらないだろうか」と不安も感じている。早く和解が成立して訴訟が終わり、安心して病気を打ち明けられる日を待ち望んでいる。【日野行介】
==============
 ■ことば
 ◇B型肝炎訴訟 B型肝炎ウイルスに感染した患者や遺族ら519人が「集団予防接種による注射器の使い回しで感染した」として、全国10地裁で国に損害賠償を求めている。札幌地裁で和解協議が進んでいるが、救済範囲や和解金額を巡って対立しており、解決の見通しは立っていない。

2010年11月10日水曜日

初乗り400円の魅力

司法試験の記事とは全く関係ないんだけど…
司法繋がりでアップしようと思いま~す!!

初乗り400円なんて…なんて魅力的なんでしょうか~?!
そしてどうして名古屋に留まってるのかなぁ??
継続OKが出たって事は…いずれは東京にも来る野望アリ??

タクシー業界も生き残り、大変だーーー




◆名古屋エムケイ、初乗り400円継続…地裁認定(11月10日読売新聞)

名古屋市のタクシー会社「名古屋エムケイ」(青木信明社長)が国を相手に初乗り400円の現行運賃での営業を仮に認めるよう求めた申し立てについて、名古屋地裁は来年11月までの1年間は営業を認める決定を出した。
 決定は8日付。
 決定では、同社は昨年から経営規模を拡大していることから、現行運賃を維持しても十分な収入を得られるとした同社の収支予測は合理的だと判断。「値上げしなければ収支バランスがとれない」などとした国側の主張を退けた。
 同社は2008年5月に現行運賃での営業を開始し、今年1月に継続を申請したが、国土交通省中部運輸局は7月、430円に引き上げるよう通知。このため現行運賃を認めるよう求めて提訴するとともに、一時的に営業認可を求める「仮の義務付け」を申し立てていた。青木社長は9日、記者会見で「やってきたことの正しさが司法に認められた」と話した。同運輸局は決定を受け、とりあえず認可するとしているが、「本省と協議し、即時抗告を含めて今後の対応を決めたい」とコメントした。

2010年11月5日金曜日

公務員制度改革

国民の血税で裕福な暮らしをしてたり、おいしいものを食べたり、天下り先で必要以上のお給料をもらったり…
そういうイメージが国民の間で出来上がってるんだよね~。
マイナスイメージを払拭させるためにも、“公務員制度改革”うまく進めて欲しいと思う。

司法試験関連じゃないんだけど、法律つながりでちょっと一言!!


◆公務員制度改革 法案共同提出(11月5日NHKニュース)

 自民党は、公務員制度改革に向けた政府の取り組みは遅いうえに不十分だなどとして、国家公務員の天下りをあっせんした場合に刑事罰を科すことを柱とした法律の改正案などを、みんなの党と共同で4日、衆議院に提出しました。
自民党とみんなの党は、さきの通常国会に、政府の国家公務員法改正案の対案として、▽国家公務員の天下りをあっせんした場合に刑事罰を科すことや、▽部長級以上の公務員を課長級に降格できるようにすることを盛り込んだ2つの法律の改正案を提出しましたが、いずれも政府案とともに廃案となりました。こうしたなか、自民党は、政府が国家公務員法などの改正案を来年の通常国会に提出するとしているのは、取り組みが遅いうえに不十分だなどとして、廃案となった2つの法案を、みんなの党と共同で4日、衆議院に提出しました。このあと記者会見した自民党の塩崎元官房長官は「『熟議の国会』というなら、この法案をしっかり審議すべきだ」と述べました。自民党とみんなの党は、提出した2つの法案に加え、▽国家公務員の退職手当を民間企業の水準に合わせることや、▽地方公務員を対象に能力や仕事の実績に応じた人事評価制度を導入することなどを盛り込んだ法案を今の国会に提出する方針です。

2010年11月2日火曜日

個人崇拝を規定する国は??

司法試験関連ナビって事で…
むりやり法律関係の記事選んでみた―!!

北朝鮮って本当に気持ち悪い国だよ…
なんでもかんでも偉いのは金日成!!
金日成のお陰で○○が出来た!!とか言って騒いでるもんね…
個人崇拝って…いつの時代だよ(笑)





◆【世界おもしろ法律事典】憲法で個人崇拝を規定する北朝鮮(10月31日産経ニュース)
 憲法で、個人を崇拝するよう規定しているのは、恐らく北朝鮮ぐらいかもしれない。北朝鮮の憲法は、序文で故・金日成主席の崇拝を明確に規定している。序文には、何と17回も「金日成同志」という言葉が登場する。
 北朝鮮は、国名(正式名称は朝鮮民主主義人民共和国)に「民主主義共和国」と入っているが、実際は王位継承のように3代世襲もある“独裁王国”そのものだ。
 憲法序文は「北朝鮮は偉大な首領、金日成同志の思想と指導を具現した主体(チュチェ)の社会主義祖国である」とし、金主席は「北朝鮮の創建者であり、社会主義朝鮮の始祖である」と規定している。
 続いて、金主席が「不滅の主体思想を創始し、その旗のもとに抗日革命闘争を組織、指導して栄光ある革命伝統を築き、祖国解放の歴史的偉業を成し遂げ、政治、経済、文化、軍事分野で自主独立国家建設の強固な土台を築き、それに基づいて北朝鮮を創建した」と、金主席の功績の列挙が延々と続く。
 特に、金主席は「思想理論と指導芸術の天才であり、百戦百勝の鋼鉄の総帥であり、偉大な革命家、政治家であり、偉大な人間であった」として持ち上げ、“神格化”している。
 そして、北朝鮮と朝鮮人民は「朝鮮労働党の指導のもとに、金日成同志を共和国の永遠なる主席とあがめ、金日成同志の思想と業績を擁護、固守し、継承発展させて、主体革命偉業をあくまで完成していくであろう」と、個人崇拝を公然と唱えている。
 最後に「朝鮮社会主義憲法は、金日成同志の主体的な国家建設思想と国家建設の業績を法文化した金日成憲法である」と、金主席について規定した憲法であることを宣言している。
  (ソウル 水沼啓子)

2010年10月29日金曜日

重要裁判の報道の仕方

この事件の裁判員に選ばれた事は、家族にも公言しちゃいけないんでしょ?!
テレビやインターネットからの情報も見てはいけない。
そんなこと、この現代社会においては絶対的に不可能だよね…
いっその事、報道番組だけでも報道するのを規制するのはどうだろう??
各局おもしろがって、この裁判のニュースをトップニュースで報じてるじゃん?!
全然裁判員のことなんて考えてないよね…。
全て終ってから報道してあげてほしいよ…



◆判決、午後3時半に変更 女性2人殺害の裁判員裁判(10月29日共同通信)

耳かき店の女性店員と祖母を殺害したとして殺人罪などに問われ、裁判員裁判で初めて死刑を求刑された無職林貢二被告(42)について、東京地裁(若園敦雄裁判長)は29日、当初予定していた判決言い渡しの時間を11月1日の午前11時から午後3時半に変更した。
 この裁判員裁判は今月25日に結審。裁判員らは29日までの評議で死刑か否かの厳しい判断を迫られており、判決が注目されている。

2010年10月25日月曜日

お金の工面はどうするんだろうね?!

最高裁の調査結果が給与制廃止に向けて拍車をかけたってことかな?!
貸与制を利用しなくても生活していける人達が、予想より多かった事は、
あたしは意外だったなぁ~!!
お金の工面までは書かれてなかったけど…親に借りるって人の言葉は載ってたよ!
きっと、子供が立派に弁護士になるまではって親御さんも覚悟してるんだろうね…




◆司法修習生の給与 貸与制に(10月24日NHKニュース)

司法修習生に国が給与を支給する制度は、今月いっぱいで廃止され、来月からは、必要な人に資金を無利子で貸す貸与制度が導入される方向になりました。
司法修習生に毎月およそ20万円の給与が支給される制度をめぐっては、国の財政負担を減らすための裁判所法の改正を受けて、今月いっぱいでこの制度は廃止されることが決まっていましたが、制度の維持を求める日本弁護士連合会の各党への働きかけを受けて、民主党の一部の議員が存続に向けた議員立法の提出を模索していました。しかし、民主党内で意見がまとまらなかったことに加え、自民党も最終的に廃止を容認する立場を決めたことから、制度は当初の予定通り、今月いっぱいで廃止され、必要な人に資金を無利子で貸す貸与制度が導入される方向になりました。

2010年10月21日木曜日

司法制度改革の流れに乗って…

一度延長した法律を、また今年も3年延長したって、3年後には今と同じような議論をするだけでしょ?!そんなの時間のムダじゃーん!!!
決まったことは決まったこととして受け止めて、何事も進んでいけばいいんじゃない?!
そして…お金の必要な人だけに募集を募るのも、1つの手だと思うよ!!



◆司法修習生給費、続ける?やめる?…貸与化目前(10月20日読売新聞)

 司法修習生に国が給与を支給する「給費制」から、国が生活資金を貸す「貸与制」に移行するまであと10日余りという“土壇場”に来て、給費制を維持するため、議員立法で裁判所法を改正しようとする動きが強まっている。
 国会で審議をしないスピード可決を目指す動きだが、なし崩し的な給費制維持には「司法制度改革の流れに反する」との批判も強い。
 「自民党を除く政党からはかなり理解を得られた」
 日本弁護士連合会の宇都宮健児会長は13日の定例記者会見で語った。日弁連は給費制維持を訴え、国会議員に法改正を求めてきた。「年間の司法試験合格者を約3000人に増やすとの目標のもとに貸与制が考案された。だが、3000人の合格者は実現しておらず、法曹の志願者も減っている。改革全体を検証する必要がある」(相原佳子・日弁連事務次長)との主張で、「3年間の施行延期」を議員側に働きかけてきた。
 修習期間は1年間。国はここ数年、約2000人の修習生に年間計100億円近い給与を支給している。しかし、法曹人口の増加に伴い財政負担が過重になるとして、2004年に貸与制の導入が決まった。この施行日が11月1日に迫っている。
 ところが、民主党の法務部門会議は9月13日、給費制を維持する方針を決定。公明党も施行を3年間延期する考えに傾いているという。
 民主党などは11月1日を前に、議員立法の一つである「法務委員長提案」の形で改正案を提出することを検討している。事前調整で全会派が合意した場合に提案し、審議を省略して全会一致で可決することを期待している。
 全会一致には自民党の協力が不可欠だ。同党は10月20日に予定する法務部会で方針を決めるとみられる。5日の部会には、宇都宮会長が出席し、「国が給与を払うからこそ、弁護士が公に奉仕しようとする気になる」と給費制の意義を訴えた。平沢勝栄部会長は「裕福な人にも一律に給与を払うのは国民の理解が得られない」と疑問を示したが、日弁連の組織を挙げた要請に同調する議員も増えつつあるという。
 ただ、こうした動きには異論も強い。最高裁によると、新制度の対象となる今年の新司法試験合格者2074人のうち、生活資金貸与を申請したのは79%の1648人。ある最高裁幹部は約2割が申請しなかったことについて、「経済的にゆとりがある人も少なくないのに、十分な議論がないまま全員に国民の税金から給料を支払っても良いのだろうか」と疑問を投げかける。
 現在、司法修習中の男性(27)は「法科大学院の学費などで数百万円の借金を抱えている人もいる」と日弁連の主張に理解を示しつつも、「財政事情を考えるなら、過疎地で弁護士として働くなど公益的な活動をした人に返済を免除することも検討したらどうか」と提案する。
 給費制の維持を、法曹人口拡大などを目指す改革への逆行と見る関係者も多い。
 早稲田大総長に就任する鎌田薫・法科大学院協会副理事長(62)は「改革の流れに沿って、志願者や合格者を増やす努力をしなければならないのに、給費制を維持すれば予算の制約上、合格者を減らすことになるのではないか」と懸念する。第二東京弁護士会の元会長で、企業法務に精通する久保利英明弁護士(66)も「法曹人口の拡大を減速させる給費制維持より、企業や自治体で働く弁護士を増やすことをまず考えるべきだ」と指摘している。

2010年10月18日月曜日

脳性まひの法律家、誕生!!

司法試験の勉強って、辞書を何度も開いたり、参考書を開いたりする訳でしょ?!
それを指1本で…どうやって勉強したんだろう…?!
人よりも記憶力が並はずれて良いとか~?!

指1本しか使えなくて1日10時間半以上の試験を強いられるって…
“疲れた”なんて言葉じゃ表わし切れない疲労感ですよ!きっと!!

これからも色んな場面で相当の努力が必要になると思いますが…
頑張ってください!!応援してます♪



◆脳性まひ伊藤さん新司法試験合格 法曹へ、指1本で扉開く(10月18日共同通信)

脳性まひで重度の身体障害がある札幌市の男性が、今年の新司法試験に合格した。左手の人さし指1本でパソコンのキーボードを打ち、論文を執筆。受験回数の上限である3回目での快挙だった。
 「どんな事件もこなせるオールラウンドな弁護士になりたい」。意気込むのは同市南区の伊藤昌一さん(37)。
 分娩時の酸素不足から仮死状態で生まれ、脳性まひに。訓練を重ねてかろうじて歩けるようになったが、右手の自由は利かず、左手の指も複雑な動きは難しい。試験場では床に座り、意思に反して震える左腕を左ひざに押し付け、人さし指で1文字ずつ入力していった。
 4日間かけて行われる新司法試験。通常1日4~7時間の論文試験では、障害への配慮から過去2回は1・33倍、今回は1・5倍の延長が認められた。「必死だから疲れたなんて言ってられない」。最長で1日10時間半の試験を乗り切った。
 後押ししたのは法科大学院時代に実習を受け入れた札幌弁護士会の長田正寛弁護士ら。健常者に比べてどの程度延長が必要か、書類をまとめて法務省司法試験委員会に提出した。

2010年10月14日木曜日

司法試験目指してアルバイト…バレた!!!

司法試験合格のためには相当額のお金を使わないと、諸々お金がかかるんですよね~。自分のお給料の中からやりくりしていくのは、本当に大変だと思う!
しかも、この方51歳でしょ?!もし結婚してたら生活費だってあるでしょうに…。
上司に相談とか出来なかったのかな?!
結局試験あきらめちゃうのも…さびしいな…




◆司法試験目指しアルバイト、兵庫県職員を減給(10月14日産経関西)

司法試験に挑戦する資金のため、公務員の兼業禁止を知りながらアルバイトをしたとして、兵庫県は13日、健康福祉部の男性課長補佐(51)を、9月24日付で減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
 県によると、男性職員は法学部出身で、平成20年1月から21年6月の休日に県外で資格試験の監督や量販店の販売員など計50回の短期アルバイトを繰り返し60万円を稼いでいた。アルバイト代は勉強用に借りたアパートの家賃に使っていたが、司法試験は一度も受けていなかった。県担当者は「男性職員は反省しており、司法試験はあきらめたらしい」と話している。

2010年10月12日火曜日

日弁連危うしっ

ありゃりゃ~、これって日弁連には不利な結果~?!
あたしはてっきり、ほとんどの人が貸与制でも希望するかと思ってたよ…
必要ないって人もいるんだね~☆

率直に、お金があるってすごいよね~!!
世の中には、そーゆー人もいるってことよ!

平等に給与制で修習生にお金を与えるのは…どうなの…?!って今後議論になりそうだよね!!





◆司法修習生4分の1、貸与申請せず 給費制議論に影響も(10月10日 asahi.com)

新司法試験に合格し、11月から司法修習生になる約2千人のうち、修習中の生活費などの「貸与」を希望したのは全体の約4分の3にあたる1587人だったことが最高裁のまとめでわかった。500人弱は申し込んでおらず、国が一律に給与を支給する「給費制」の存続をめぐる与野党の議論に影響を与えそうだ。
 現行の給費制は今回の修習生から、希望者に貸し出す「貸与制」に変わる予定だ。最高裁は希望者の申請を4日にいったん締め切った。貸与を希望した人のうち標準額の月23万円を希望したのは1111人(70%)で最も多く、扶養・住居手当も加えた月25万5千~28万円の希望者は計411人(26%)だった。
 昨年合格して今年修習する人や、合格しても就職する人がいるため、今年の合格者2074人がそのまま修習生の人数にはならないが、500人弱は生活費の受給は不要と考えているとみられる。
 この申請状況を受け、5日の自民党法務部会では「金持ちにも支給する理由があるのか」「国費にすれば弁護士が使命感を持つという発想は時代に逆行している」といった意見が出た。日本弁護士連合会は「富裕層しか法曹界に入れなくなり、弱者のために働く弁護士が減る」などとして給費制の存続を求めている。

2010年10月6日水曜日

久々に見た

記事とともに、2人の写真もアップされてたー!!
菊間さん、元気そうでしたね~!!
ホントに努力家で勉強熱心な人なんだろうな~って思います!

でも…大雨の中ゴルフって元気だな~。。。
そんなに楽しいのかな~??大人の遊びだよね~



◆ヒロミ 大雨の中、菊間の司法試験合格記念ゴルフに行く(10月2日アメーバニュース)

タレントのヒロミ(45)が、9月30日のブログで、先日司法試験に合格した元フジテレビアナウンサー・菊間千乃(38)とゴルフに行ってきたことを報告している。 ヒロミは、当日大雨だったため、念のため「どうする?」と菊間にきいたところ、菊間は「やる気満々で やりますって 答えだった」とのこと。 ヒロミは、8月26日にも菊間と一緒の姿をアップし、弁護士を目指して勉強している姿に「ホントに偉いな」とコメント。その後9月9日に菊間の合格が発表され、話題となっていた。雨のなか、合格お祝いゴルフに行ったヒロミには「この雨の中ゴルフとは さすがヒロミさん面白いですねー」「ヒロミさん やっぱりとっても優しいですね。菊間さんが羨ましいです。」と称賛の声が寄せられた。

2010年10月1日金曜日

新司法試験の合格率は…

素人意見として、新司法試験の合格率が低い低いって言うから、以前までの旧司法試験がどんだけ合格率高かったんだろー??なんて考えてたら、旧司法試験の合格率は3%だったんだって!!
それに比べたら高いのにね…。
最初の想定合格者を高くし過ぎたんじゃない??
理想だけ高くてもねぇ…。
もっと、長期的な目で見てくことも重要なのかもしれないね。。。




◆レベル上がらぬ法科大学院、下がるばかり新司法試験合格率 制度に疑問の声も(9月28日産経ニュース)

裁判官や弁護士、検察官を養成する全国74の法科大学院が、なかなかレベルアップしないことが問題となっている。新司法試験の平均合格率は下がるばかりで、業を煮やした文部科学省は合格率が低い大学院の補助金などをカットする方針を打ち出している。一方、法曹関係者からは「学校を作ったからといって簡単にレベルの高い人材を増やせるものじゃない」と制度そのものを疑問視する声が上がっている。(菅原慎太郎)
 「そんなに学生のレベルは低くない」「法科大学院だけをバッシングするのはおかしい」
 今月16日。法科大学院の改革を検討する中央教育審議会特別委員会では、25・4%という今年の平均合格率が報告された。過去最低の結果だが、委員からは批判よりも擁護論が相次いだ。
 確かに平均合格率は新司法試験が始まった平成18年の48・3%から毎年下がり続けている。加えて今年の合格者数は2074人で、政府目標の3千人を大きく下回った。しかし、3%程度だった旧司法試験の合格率に比べれば、はるかに高い。
 「合格者を決める司法試験考査委員も、柔軟に考えるべきだ」
 委員や文科省関係者ら出席者らからは、合格者を増やそうとしない新司法試験の採点法へのいら立ちや不満すら、感じられた。
     ■
 そもそも新司法試験は、年間500人程度だった合格者を3000人程度まで引き上げる司法制度改革で導入された。誰でも受験できる旧司法試験の方式を改め、実務家としての専門教育を受けた法科大学院の修了者に受験者を限定することでレベルを向上させ、合格者を増やすというプランだった。


 しかし、現実には狙い通り合格率が数十%となったのは、東大、一橋大や早慶といった有名大学など上位校ばかり。多数の法科大学院では合格者は低迷し、今年は、1けたの法科大学院が33校に上った。鹿児島大とともに合格者0人だった姫路独協大は、来年度、入学者の募集を停止している。
 「急に司法試験の合格者を増やそうとすれば、レベルが追いつかないのは当然のこと」
 ある法務省幹部は、こう自(じ)嘲(ちょう)気味に話す。上位校の合格率も伸び悩んでおり、司法制度改革のプラン自体に無理があったという批判は根強い。
     ■
 加えて、授業体制の不備など問題も続出した。大学評価・学位授与機構などが審査したところ、「不適格」とされた法科大学院は74校のうち24校。文科省の担当者も「経営のためにたくさんの学生を入学させることに腐心し、運営がおろそかになっている大学院もある」と認める。
 司法制度改革を推進してきたのは国だし、法科大学院には裁判官や検察官OBが教員を務めるケースも多い。その人件費のかなりの部分は、国の補助金や交付金でまかなわれている。
 文科省もこのまま放置できず、3年連続して平均合格率の半分未満が続いたケースなどには、平成24年度から補助金や交付金を削減するペナルティーを設ける方針を打ち出した。同省の小松親次郎審議官は「法科大学院の経営に大きな影響を及ぼす」と強調。低迷校の統廃合で改善を進めたいようだが、いまのところ、効果がどこまであるかは不明だ。

2010年9月27日月曜日

ホントのところは~??

そもそもの疑問!!
日弁連はどうしてそんなに給与制にこだわるの??
本当に修習生の金銭的負担を考えてのことだけ??
もっと奥の方で何かがありそう…って考えるのはあたしだけ~?!

日弁連も最高裁も政治とは切っても切れない関係に見えて仕方ないから…
民主党の支持を得てる日弁連に今は追い風吹いてるね~




◆司法修習生:給費制維持巡り、最高裁と日弁連応酬(9月27日毎日新聞)
◇「理解得られているのか」「過酷な経済負担生じる」
 「金持ちしか法律家になれなくなる」として、日本弁護士連合会が司法修習生に給与を支給する制度(給費制)の維持を求めていることに対し、貸与制導入に向けて準備を進める最高裁が「国民の理解は得られているのか」と異例の物言いをつけている。制度維持の根拠を質問された日弁連は、逆に「最高裁が調査すべきだ」と反発、議員立法による制度維持を目指して各政党への働きかけを続ける方針だ。【伊藤一郎】
 司法修習生は現在、国費から月約20万円を支給されているが、11月からは月18万~28万円の貸し付けを受けられる貸与制に移行することが決まっている。司法制度改革で司法試験合格者の増加が打ち出されたことに伴い、04年に裁判所法が改正されたためだ。
 最高裁は既に、11月から修習を受ける司法試験合格者に対し、貸与を受ける意思を尋ねる通知を出した。修習終了後、5年間の返済猶予があり、6年目から10年間かけて返済することになる。1カ月当たりの返済額は2万5000円程度の計算だという。
 09年の弁護士白書によると、5年目以降の弁護士のうち64%は所得が1000万円以上で、最高裁事務総局の幹部は「月2万~3万円の返済が過酷と言えるのか」と指摘。今月10日と15日の2回にわたり、日弁連に質問書を送付し「給費制廃止で修習生に過酷な経済的負担が生じる」との主張の具体的な根拠を尋ねた。
 これに対し、日弁連は「司法試験合格前に借りた大学や法科大学院の奨学金を返済する人の場合、毎月の返済額が6万円以上になるケースもある」などとするデータを示し、「本来は最高裁が自ら調査、分析すべきだ」と主張。「合格者増による就職難もあり、弁護士の経済状況は法改正時に想定できなかったほど極めて厳しくなっている」と反論する。
 応酬が続く中、民主党は日弁連の主張を支持して13日の法務部門会議で給費制を維持する方針を確認。11月の制度移行目前になって議員立法化に向けた動きが進み始めた。
 最高裁側には「司法は立法と距離を保つべきだ」との声もあるが、日弁連側は「法改正を求めているのに政府が動いてくれる気配がないのだから、議員に陳情するしかない」と譲らず、今後も各政党に理解を求めていくという。

2010年9月24日金曜日

見直しが今こそ必要!

これほどまでに進学率や司法試験合格率が低いと、やっぱり法科大学院そのものの質っていうのを見直していかないと、このままズルズルの状態で経営状態も最悪のまま、学校の終わりを迎えてしまいます…。
いくら頑張って存続させたとしても、生徒の質だってどんどん落ちていきます。
当然、司法試験に合格できる生徒だって減るに決まってます。



◆新司法試験:法科大学院、低合格率は補助削減 教育の質、改善狙い--文科省(9月16日毎日新聞)
新司法試験の合格率が一部の法科大学院で低迷している問題で文部科学省は16日、入試倍率が2倍未満で、同試験の合格率が全国平均の半分未満の状況が3年継続した大学院などへの公的支援を12年度から削減することを決めた。削減額は入学定員の少ない小規模校で約2000万円の方針。教育の質などに深刻な課題を指摘されながら抜本的な見直しが進まない法科大学院に統廃合を促す狙い。
 該当する法科大学院のうち国立大学法人については、院設置時に加算された運営費交付金のうち学生経費相当分を除いて削減、私立大も私学助成を同程度減額する方針。最終的には12年度予算編成の状況に応じて決める。
 同省は削減方針を16日の中央教育審議会の特別委員会に報告。疑問の声も出たが、「現状のままでは公的支援に了解を得られない」と理解を求めた。今月発表された5回目の新司法試験の平均合格率は25・4%。その半分に満たなかった法科大学院は全74校中29校に及んだ。【本橋和夫】

2010年9月21日火曜日

☆医学博士で弁護士☆

当時の民主党も司法制度改革には賛成を唱えて決定して貸与制への移行となるはずだったのに…またしても民主党は党の意見を変えるの??
今回の件に関しては、4年前とは現状も異なってきてるから、何とも言えないんだけど…。
日弁連も“金持ちしか弁護士になれないっ”って叫ぶばっかりじゃなくて、市民から賛同を得られる様に活動してくべきだと思う!




◆司法修習生 給付制論議をいま一度(9月21日北海道新聞)
国が司法修習生に給与を支払う制度が11月に廃止されるのに伴い、日弁連などが存続を求める運動を全国的に展開している。
 司法修習は、司法試験に合格した法律家の卵を対象に1年間行われる。この間、月額平均20万円の基本給が支払われてきたが、司法制度改革に伴う裁判所法改正で無利子の貸付制度へと切り替わる。
 ところが、修習生の多くは難関の司法試験合格までに多額の奨学金や教育ローンなどを抱えるという。
 給付廃止でさらに借金を重ねることになり、経済的に余裕のない人は法曹界を目指しにくくなる。ひいては国民の権利の守り手が少なくなるというのが、日弁連の言い分だ。
 借金返済のために、報酬も少なく時間もかかる地道な事案を避けることにもなりかねないというのだ。
 給付廃止が、「幅広い有能な人材を法曹界に」という司法制度改革の理念に反するのなら問題だ。民主党が制度維持に動きだしたのも、そうした危機感があるからだろう。
 一方で、日弁連のこうした主張が国民の幅広い理解を得られるかどうかについても考えねばなるまい。
 国が廃止を決めた理由は財政問題だ。国は2002年に年間500人前後の司法試験合格者を3千人へ増やすとしたが、現在で年間100億円の予算がさらに膨れあがる。
 「いずれ高収入が見込める弁護士資格の取得に国費を投じることは、疑問だ」とする声も根強くある。
 国選弁護人の報酬増額や、貧しい人の裁判費用を支援することなどへ予算を振り分けた方が国民の理解が得られるのではとの指摘もある。
 ただ、皮肉なことに法曹人口の増加で弁護士の就職難が表面化してきた。09年度修習生を見ても4分の1が働く先が未定といい、借金の返済はさらに重荷になるというのだ。
 給付制廃止を決めた04年の法改正から6年。司法を取り巻く状況が変わってきたのは間違いない。
 法改正の際に、使命の重要性や公共性を踏まえて「経済的事情から法曹への道を断念する事態を招くことのないように」との付帯決議が、衆参両院で出されている。
 その懸念が現実化する恐れがあるというのであれば、立ち止まって考える時間がほしい。ひとまず制度廃止を延期するべきだろう。
 民主党は10月末まで制度維持の法案を出す方針というが、そのためには実情を把握し、いま一度党内論議を深めてほしい。拙速は避けたい。
 日弁連の努力も必要だ。弁護士の需要開拓を各方面に働きかけたり、弁護士過疎地の解消などに本気で取り組むべきだ。具体的な行動なくして国民の幅広い支持は得られない。

2010年9月16日木曜日

いい根性してるよね~

この元アナウンサー、なかなかの多難な人生だよね。。。
アナウンサーになる前は知らないけど…
めざましテレビの生放送中に大けがしたし…。その時見てたし…。
大塚さんとかかなり焦ってたよ!!その時は確か…あやぱんじゃなくてなっちゃんだったし。

その後、未成年とお酒飲んで見つかったりしてるでしょ?!

それでも努力して司法試験合格してみせるんだから、なかなかいい根性してるよね~









◆母校・早大選ばず…元フジ菊間アナ、挑戦2回で司法試験合格のウラ側 (9月12日産経ニュース)


 元フジテレビアナウンサーの菊間千乃さん(38)が、過去最低となった合格率25・4%という難関を突破し、新司法試験に合格した。弁護士を目指してさいたま市大宮区にある大宮法科大学院で学び、2007年にはフジを退社。猛勉強を続け、自身2度目の試験に挑んでいた。(夕刊フジ
 祝宴の最中、サンケイスポーツの取材に応じた菊間さんは、「努力すれば、頑張れば、いいことがあるんだとわかりました」と声を弾ませ、「フジテレビの内定をもらったとき以上の感動があります」と笑わせた。退社後、フジ関係者と初めて連絡を取り、笠井信輔アナ(47)は電話口で泣いて祝福。佐々木恭子アナ(37)も喜んだという。
 早稲田大法学部を卒業して1995年4月、フジに入社。明るいキャラクターで看板アナウンサーになった。98年9月、番組出演中、緊急脱出用の装備を付けてマンション5階から飛び降りたところ、マットに叩きつけられ、全治3か月の重傷を負ったことも。
 「自分が辛い状態にあったとき、弁護士さんの『大丈夫だよ』という一言に救われた」と菊間さん。在職中に弁護士を目指そうと大宮法科に通い出したが、仕事との両立はきつく、ストレスと疲労から声が出なくなって、07年12月に退社。学業に専念し、4年生夜間コースを昨年3月に修了した。
 昨年は不合格。その翌日から、午前6時に起床し、1日16-17時間勉強するという生活を今年5月の試験日前日まで続けてきたという。

菊間さんが通っていた大宮法科は、都心から電車で約30分かかる大宮にあり、“埼玉の私学の雄”といわれる佐藤栄学園(さとえがくえん)が2004年に開校した。菊間さんの母校・早大も法科大学院を設置しているが、なぜ名門ワセダではなかったのか。
 「大宮法科の特色は仕事をしながら学べる夜間コースが充実していたこと。第二東京弁護士会が全面的にバックアップしていることも魅力」と法曹関係者は話す。最終的に菊間さんは学業に専念したが、アナウンサーという激務をこなしながら司法試験の受験勉強をするには、大宮しか選択肢がなかったのだろう。
 佐藤栄学園は、甲子園常連校の花咲徳栄や、96年開学ながら箱根駅伝にも出場した平成国際大学などを運営し、埼玉県民にはおなじみ。菊間さんは、大宮法科に通っていたことは全くアピールしていなかったが、これで知名度がグンと上がるのは間違いない。大宮法科は118人が受験し、合格者は12人だった。

2010年9月7日火曜日

カネ持ってる人の勝ちだね

もともと弁護士って職業は医者と同様、金持ちじゃなくちゃ~就けないって思ってたけどな…?
ドラマのイメージもあるんだろうけど…見るからに高そうなスーツやカバン持って、テキパキ仕事をこなしてるって感じだと思ってた!!
たま~に貧乏弁護士役のドラマとか見るけどさ~。

世の中、何でもカネ持ってる人の勝ちなんだと思うよ、実際。
それだけじゃないって人もいるし…私もそう思うけど…でも…
キレイ事言ってちゃ、ダメなんだよね。。。




◆裕福でないと弁護士になれない時代に?(9月7日読売新聞)
司法修習生に国が給与を払う「給費制」が、今秋から生活資金などを貸し付ける「貸与制」に変わる。
 大学・法科大学院で学ぶために、すでに奨学金など多額の債務がある修習生は〈二重ローン〉を抱えることになる。日本弁護士連合会(日弁連)は「裕福でないと法曹が目指せなくなる」貸与制に反対、大阪弁護士会などは、給費制維持を求める約3万人の署名を集めた。9日には新司法試験の合格発表があり、〈貸与修習生〉が誕生する。
 給費制は1947年に始まり、月約20万円の給与などが出ている。しかし、司法制度改革で司法試験合格者は増え、2007年は00年の2倍超の2000人を突破。これに伴って国の負担が増えることから、貸与制導入が決まった。
 貸与の基本額は月23万円で、修習期間(1年)の総額は約276万円。無利子で、修習終了後6年目から10年以内に返済させる。
 日弁連が昨年、修習生約1500人に行ったアンケートでは、約53%が大学・法科大学院在学中に奨学金や教育ローンを利用したと回答。借入額平均は約320万円、最高は約1200万円だった。修習生は公務員に準じた立場でアルバイトは禁止。最高裁は貸与希望者が多いとみて、昨年度合格者数(2135人)より多い2700人分の原資を今年度予算で確保した。
 9日の合格発表を待つ弁護士志望の女性(25)は、神戸大法科大学院に通った2年間、月13万円の奨学金を受けた。合格すれば修習生として貸与を受ける予定で、「修習を終えたら、借金総額は約600万円です」とため息をつく。
 難関資格とはいえ、司法試験合格者の増加に伴って、弁護士の就職も昨今厳しくなっている。日弁連が7月に行った調査では、今年末に修習を終える修習生の約4割の就職先がまだ決まっていなかった。この女性は「すぐに弁護士として働けるかどうかもわからない。借金を返せるのか」と不安そうだった。
 法務省は「国の財政には限りがある。粛々と施行する」としているが、大阪弁護士会の金子武嗣会長は「お金がなく苦労した人こそ人の痛みがわかる法曹になれるはず。多様な人材を確保する意味でも貸与制は間違っている」と話す。

2010年9月3日金曜日

社会正義か借金返済か…

究極のところで本当に悩まざるを得なくなりますよね…
弁護士だってただの人間だし…最低限の生活をして行くためにはお金は絶対に必要です。
お金がなかったら、社会正義なんて考えてる余裕もないと思いますよ。1日1日を過ごすのが精一杯ってなってしまいますから・・・



◆司法修習生:「給費制」維持 弁護士ら寸劇で訴え--南区でシンポ /京都(8月29日毎日新聞)
◇「法律家の卵に借金ずしり」
 裁判所法改正に伴い、司法試験合格後に1年間の実務が義務づけられている司法修習生に国が給与を支給する「給費制」が廃止され、希望者に一定額を貸し付ける「貸与制」が11月から導入される。試験に合格するまで奨学金を借りている修習生が多く、貸与制でさらに借金が増えて「金持ちしか法律家になれない」との懸念から、京都弁護士会は28日、京都市南区の龍谷大学アバンティ響都ホールでシンポジウムを開き、給費制の維持を訴えた。【古屋敷尚子】
 社会正義か借金返済か--。京都弁護士会所属の弁護士らが寸劇で、給費制の廃止後、弁護士の卵が借金を抱え、悩みながら就職活動をする姿を演じた。
 シンポジウムで、京都市内の法科大学院に通う学生が「学部と法科大学院を合わせ1000万の奨学金を借りており、司法修習でも借金すると思うと心配」「法科大学院に通う資金をためるため就職した友人が、法律家になるのが更に遠のく」などの不安を訴えた。
 司法修習生は裁判官や検察官、弁護士になるため1年間実習をするが、実習中にアルバイトすることが禁止されており、国から給与が月額20万円程度支給されてきた。厳しい財政事情を背景に法律家を特別扱いしているという批判もあり、国は給費制廃止を打ち出し、04年に貸与制を導入する改正案が可決された。11月からは無利子で基本月額23万円が貸し出される。
 講演で、宇都宮健児・日本弁護士連合会長は「会長に就任した後に全国の弁護士会を回り、若い弁護士の多くが数百万円の借金を抱えていることに驚いた。社会人から法律家になる人材も減ってきており、総力を挙げて給費制維持に向け取り組んでいく」と話した。

2010年8月27日金曜日

この国の将来の為に

親は子供の夢ならば出来る限りのことはしてあげたいと思うハズ。
私の両親だってそうしてきてくれたから…。
でも、そういうのには限界があるよね。

もっと民間レベルで真剣に考える時が来てると思うよ…
もっともっと、この国の将来にプラスになることやって欲しいよね…


◆お金がなくても法律家になりたい  ビギナーズネット京都支部(8月23日京都民報web)
政府が今年11月、司法試験合格者の司法修習期間中の給与を給費制から貸与制に変更する問題で23日、法科大学院生や若手弁護士らでつくる「ビギナーズ・ネット京都支部」が京都市中京区の四条河原町で給費制維持を求める宣伝・署名行動に取り組みました。
 宣伝には同支部メンバーや弁護士ら20人が参加。「借金しないと法律家になれないなんて…(涙)」「お金がなくても法律家になりたい」などと書かれたプラカードを掲げ署名協力を求めるとともに、28日に開く「司法修習生に対する給費制の維持を求める緊急シンポジウム」(京都弁護士会主催)の参加を呼びかけました。
 「貧しい人のために活動する弁護士に世話になったことがある」という男性(47)が署名に応じ、「お金がなくて困っている人のためにがんばる弁護士が必要。署名を広めたい」と署名用紙を持ち帰りました。また、訴えに聞き入った女性(38)は、「法律家になるという志のある人が、お金がないために夢をあきらめるなんておかしい」とのべ署名しました。
 同支部の宮本亜紀代表は、「司法試験を合格するまでにかかる費用と弁護士の就職難ですでに法律家をめざすことが難しい上に、新たな負担はやめてほしい」と話しています。

2010年8月23日月曜日

アノ知事は?!関心あるの??

専門家や司法修習生、弁護士等々がいくら声を大にして世論に訴えても、関心が低いのはどうしてだ??
きっと国民は直接自分たちの生活に影響ないからだよ…
私も含めて、国民は自分の生活の方が大事だもん…
こんな時こそ、宮崎県の名物知事に一声上げて欲しいよね~!!!

まだ聞こえてこないけどさ~




司法修習生の給費制維持を 県弁護士会が訴え(8月23日宮崎日日新聞)
 2004年の裁判所法改正を受け、11月から国が司法修習生に給与を支払う「給費制」が、必要に応じて一定額を貸し付ける「貸与制」に変わる。
 修習生は、司法試験合格までに数百万円単位の奨学金を借りるケースもあり、「経済的事情で法曹を目指せない人が出てくる」と制度移行には反対の声も根強い。県弁護士会は22日、宮崎市で市民集会を開くなど、給費制維持を訴える動きを本格化させている。 司法修習生は、司法試験に合格した法律家(裁判官、検察官、弁護士)の訓練生で、働き始める前に1年間の実務研修を受ける。これまでは修習生全員に月約20万円の給与が支払われてきた。 しかし、法科大学院の新設など司法制度改革が進められた結果、03年に1005人だった司法修習修了者は09年には2348人に倍増。財政的に苦しくなった国は給費制廃止を打ち出し、04年に貸与制を導入する裁判所法改正案を可決。11月から希望者に月18万~28万円を貸し出す。

2010年8月19日木曜日

金持ちがなる仕事

世界的な不況で、しかも日本経済だって先行き不透明な状態で法曹界を目指すって事自体、金持ちの言ってることってなっちゃうんでしょうか??
弁護士って弱者を守る為の仕事なのに…その仕事に就くためには社会的に地位が無いとなれないなんて…やぱりこの国おかしいぞ…


◆司法修習生:給費制存続を 県弁護士会が署名活動 /大分(8月14日毎日新聞)
 司法試験に合格した司法修習生に国から支払われてきた給与(給費制)が11月から貸与制になることを受け、県弁護士会は14日、大分市府内町で給費制存続を求める署名活動とビラを配布した。
 司法修習生は1年間修習を受けなければならず、平日は終日行われ、アルバイトも禁止されている。日本弁護士連合会(日弁連)が09年に司法修習生に行った調査によると、半数以上が法科大学院在学時に貸与制の奨学金などを活用。その額は平均約318万円で、最高は約1200万円に上るという。
 署名活動に参加した日弁連の宇都宮健児会長は「経済的負担の大きさなどから法律家を目指す人が減っている。貸与制になれば、(法曹には)金持ちしかなれず、国民の人権や権利を守る人材が減少するのではないかと心配している」と訴えた。【佐野優】

2010年8月16日月曜日

このまま突っ走るのか~?!

せめてアルバイト認めてあげればいいのに~!!!このまま貸与制で突っ走るって言うのなら、そうしてあげないと法曹界を断念せざるを得ない人続出じゃ~ん!!!
日本の将来の為とか言ってるけど、貸与制が裏目に出て日本の法曹界が下降線を辿りませんように…



◆司法修習生 給費制の廃止、見直しを(8月16日信濃毎日新聞)
国は、司法修習生に給与を支給する「給費制」を10月末で廃止する。日本弁護士連合会は制度の存続を訴え、全国で署名活動を続けている。 修習生には、裁判官や検察官になる人もいる。アルバイトなどの兼職が禁止されているのだから、生活費の保障は不可欠といえる。国には再検討を求めたい。 修習生は最高裁判所が採用する準公務員で、現在は1年間の修習期間に月20万円ほどの給与と手当が支給されている。11月からは、希望者に月18万~28万円の生活資金を無利子で貸し出す「貸与制」に変わる。 日弁連の調べだと、修習生の半数が法科大学院の学費などに充てるため、既にお金を借りている。借金の額は平均320万円で、1200万円の人もいた。 修習期間の借金が上乗せされると、返済の不安は高まる。長野県弁護士会は「経済的な理由で、法曹を目指せなくなる人が出る」と指摘している。 最近の弁護士を取り巻く環境の変化は大きい。 2006年度に新司法試験が導入された。最近の合格者は2千人と、かつての倍になっている。修習生のほとんどが弁護士の候補で、全国の弁護士はここ10年で1・7倍に増えている。 半面、弁護士の仕事は必ずしも増えていないという。このため、就職先がみつからなかったり、低所得に悩んだりする若手の弁護士が出ている。借金をしてまで弁護士になっても展望が開けないなら、日弁連の言うように、目指す人が減る心配は確かにある。 政府は司法改革の一環で、司法試験の合格者を年3千人に増やす方針を掲げる。市民が法的サービスを受けられやすくする狙いだ。 日弁連の宇都宮健児会長は、合格者の数を抑える考えを示している。過当な競争を避けるのはいいとしても、単純に数を減らせば済むものではない。 裁判員裁判では、組織的に公判に対応する検察と渡り合わなければならない。検察審査会の制度が変わり、弁護士が検察官の役割を果たす場面も出てきた。国選弁護人が付く対象は広がり、法的トラブルを抱えた市民を助ける「法テラス」も整った。 弁護士の役割は高まり、活躍が期待される場も増えている。 若手の弁護士が志を果たせる環境をつくるために、どんな取り組みが要るのか。司法改革の全体像を見据え、国、法曹界は幅広く議論してほしい。

2010年8月11日水曜日

タイムリミット

こういう学生たちの“ナマ”の声は政府関係者の耳にきちんと届いているんでしょうか?
検討してるなんて記事、ネットでも新聞でも全く見ません。
テレビでは、”給与制から貸与制へ移行する”なんて一切話題になりません。。。残念ですね。”移行する”で報道されるのは“地デジ”だけ~



◆司法修習生への給費制「存続を」(8月9日 asahi.com)
■県弁護士会が集会
司法試験に合格した司法修習生に国が給与を支払う「給費制」が廃止され、11月から「貸与制」に変わることを受け、県弁護士会は6日、給費制の存続を求める集会を山梨学院大学法科大学院(甲府市酒折2丁目)で開いた。弁護士や学生ら約140人が参加。「裕福な人しか法曹界を目指すことができなくなる」などと訴えた。
 集会では、修習生の約半数が借金を抱えている現状や法律家の志望者が減少していることなどが報告された。県弁護士会の信田恵三会長は「問題点を共有し、給費制廃止を阻止する原動力にしていきたい」と述べた。
 来年、司法試験を受ける学生からは「運良く弁護士になれても800万円の借金ができる」「借金を考えるとなかなか飛び込めない」という切実な声が上がった。
 このほか、司法制度改革や弁護士の公益活動についても議論され、「法曹離れは日本社会にとって大きな問題」「人材育成を国民が求めていくことが大事」といった意見が相次いだ。

2010年8月6日金曜日

みんなに関心を持ってもらう

七夕って…?7月じゃないのかなぁ??今8月ですけど…。
どうして今の時期に短冊??しかも巨大!!
こうすることで、わたしたちにも関心を持ってもらうためのパフォーマンスなのかもね!でも、良い意思表示だと思う☆



◆給費制維持を短冊に 七夕飾りお目見え 仙台弁護士会館(8月6日河北新報)
仙台市青葉区の仙台弁護士会館入り口に、高さ約1.5メートル、幅約3メートルの本格的な七夕飾りがお目見えした=写真=。込められた思いは、司法修習生の給費制維持。 国が司法試験合格者に給料を支払って修習させる給費制は11月、必要資金を貸し付ける貸与制となる。危機感を募らせる弁護士会員らが、飾りを作った。 短冊に願いをつづったのは現役の法科大学院生で、書き込めるのは「給費制関係のみ」の制限付き。将来の法曹養成などに思いをはせているが、まずは「司法試験合格」が願いの本音かも。

2010年8月2日月曜日

弁護士資格を持ちつつも…

こうやって全国各地の弁護士さんが署名活動をして、給与制の維持を求めているのにも関わらず、政府は聞く耳を持たないんでしょうか??
このままでは、日本の未来は明るくないのに…
弁護士資格を持った人は増えても、資格を持ったまま、別の仕事につかざるを得なくなる人も出てくるんじゃないでしょうか???


◆司法修習生 給費制の存続を 県弁護士会が署名活動(8月1日東京新聞)
司法試験に合格した法律家の卵、司法修習生に国から支給される「給与」が裁判所法の改正で今年十一月に廃止され、貸与制に切り替わる。県弁護士会は給費制の存続を求め、対策本部を設置。弁護士約二十人が三十日朝、国会に請願するため、JR水戸駅などで署名活動した。
 司法修習生は一年間の修習中も、公務員に準じる身分のため、アルバイトが禁止されている。このため現在は全員に国から手取りで月額約二十万円の給与が支払われるが、司法制度改革で弁護士が増えることに伴う財源上の問題を理由に、生活資金を貸し付ける制度に切り替わる。
 この日は秋山安夫・県弁護士会長(60)らが雨の中、JR水戸駅でチラシを配り、署名を呼び掛けるなどした。秋山会長は「給費制が廃止されれば修習生の経済的負担が増し、志ある人が経済的事情で法律家になる道を閉ざされかねない」と指摘。「制度廃止になることを多くの市民に知ってもらい、制度の存続を訴えていきたい」と話した。 (中津芳子)

2010年7月26日月曜日

政府の思惑は外れるよ

政府が弁護士の数を増やすと決めるのは勝手ですが、その増えた分の弁護士の就職先の確保や貸与制にする問題など、全く司法の場の事を考えていない政策ばかり先に進めてしまっている気がします。
金持ちしか弁護士になれなくなるんだったら、弁護士数増加どろこか確実に減少しますね…


◆司法修習生:就職難 弁護士希望者の「未定」4割超(7月26日毎日新聞)
新司法試験に合格して司法修習を受けている弁護士希望者のうち4割以上の就職先が未定なことが日本弁護士連合会のアンケートで分かった。未定率は2年前の2倍以上で、就職難が加速している。
 アンケートは6~7月に実施、12月に修習が終わる予定の2021人のうち1235人が回答した。このうち532人(約43%)は内定していなかった。同時期の調査では、08年は約20%、09年は約30%。
 一方で、修習を8月に終える旧試験合格者についても、6月時点の就職未定率は約27%。08年は約6%、09年は約19%で、新試験組と同様に司法試験の合格者増や景気低迷などが影響しているとみられる。宇都宮健児・日弁連会長は21日の会見で「司法修習生の就職難は危機的状況。関連先に採用を要請するなど業務範囲の拡大に努めたい」と話した。【伊藤一郎】

2010年7月16日金曜日

みんな勉強熱心!!

今でも資格取得講座は人気なんですね~
丁度一年前に通っていたんですが、教室は生徒で一杯でした。ほとんどの人が昼間は会社で働いてるって感じの人達で、私もその一部でしたが最初はビックリしました。
ただ、やっぱり資格を持っていてもキャリアがないと意味がないって事も実感しました。


理系も文系の資格を目指す?LEC、資格事情アンケート調査から(7月14日オッレディース)
東京リーガルマインド(LEC)は、2010年6月に、資格取得を目指している学生・社会人を対象に、文系・理系の資格取得事情についてインターネット調査を実施した。調査対象は、10代から70代のLECMyページを登録している学生や社会人で、有効回答は、343人。調査時期は、2010年6月26日~6月28日までで、調査地域は、全国、調査方法は、インターネット調査で行われた。なお、LECMyページとは、同社が提供する資格取得をサポートするサービスのページのこと。調査結果によると、「文系の人が目指している資格」の問いには、「司法書士(18.0%)」、「司法試験(12.4%)」、「公認会計士(11.8%)」で、「理系の人が目指している資格」では、「弁理士(43.6%)」、「公認会計士(7.5%)」、「司法書士(6%)」、「宅建(6%)」となっている。また、「目指している資格以外で興味のある資格・ジャンル」については、「英語系(TOEICRTEST)(35%)」や「キャリア・コンサルタント系(23%)」が上位を占めており、英語の必要性を強く感じていることが見受けられる。資格取得を目標において勉強をすることのメリットは、仕事の中でスキルを磨いてゆくOJTと違い、知識を体系的に学べる点にある。そう考えると、理系と文系の違いが少ないアンケート結果もうなずける。ただ、資格を持っているだけでは現在の厳しい雇用情勢では通用しない恐れがあり、資格を使いこなしてスキル向上につなげることが重要と思われる。

2010年7月14日水曜日

検察官志望から弁護士へ

最初は検察官希望だったんですね~
司法試験目指して勉強してみると、弱い人の立場にいる人達の声を聞きたい!って理由で弁護士を希望♪その思いを今後も熱く持ち続け、より良い社会を目指して欲しい!!
もっともっと弱い立場のひとへの協力を!!

◆津地・家裁:「裁判員裁判の充実を」 林所長、就任会見で抱負 /三重(7月2日毎日新聞)
津地・家裁所長に6月23日付で着任した林道春所長(60)が2日、同地裁で就任会見し、「県民のみなさんにとって身近で利用しやすい裁判所にしていきたい」と抱負を語った。
 県内では6件実施している裁判員裁判について、林所長は「これまでは事実関係に争いはなかったが、今後、争いがあったり、死刑を扱う事件が出てくる。より分かりやすい裁判を求め、裁判員、被告人に納得してもらえるような充実した評議が必要」と話した。
 愛知県一宮市出身。名古屋大法学部卒業、72年に司法試験に合格し、98年2月に名古屋地裁部総括、08年10月に山口地裁所長などを歴任し、主に民事事件の審理に携わってきた。
 高校3年で検察官を目指し、司法試験に合格してからは「弱い立場にいる人の声を大切に聞きたい」と裁判官の道を選んだ。一宮市の自宅に母、妻、次男、長女がいる。【大野友嘉子】

2010年7月9日金曜日

法科大学院の存在意義

新司法試験の合格率を上げるためには一体どうすればいいのか??
記事にもある通り、法科大学院の質の向上や人数制限等して行かなければいけないと思う。
そして教える側の質と言いうのも大事な要素だと思う。そして生徒の質も!!


◆法曹養成:「法科大学院統廃合を」(7月6日毎日新聞)
法科大学院を核とした法曹養成のあり方について、法務、文部科学両省は6日、法科大学院の入学定員削減が必要との検討結果をまとめた。新司法試験合格率が著しく低い大学院などには統廃合を促したり、財政支援見直しなどを検討する。政府は今秋以降、新司法試験や司法修習も含めた見直し態勢を作る。

2010年7月5日月曜日

返済期間は10年間

どうして今年の11月からなんだろう??
今秋の合格者から適用って…ホント不平等…。
そんなこと考えてもなかったでしょう、みなさん。
家族を養っていかなくちゃいけない方だってホント、切実です!!
しかも返済期間も10年間と決められて…弁護士業務が上手くいかないと、生きてる心地がしなくなりそうですね・・・


◆司法修習生 生活ピンチ(7月5日asahi.com)
給費制、今秋から「貸与制」に
奨学生 借金なお上乗せ
■弁護士会反発「裕福な人しかなれぬ」
 法律家をめざす若い人たちが苦境に立たされようとしている。司法試験に合格した司法修習生にはこれまで、国が1年間の修習期間中の給与を支給してきたが、今秋から、必要な人だけに生活費を貸し出す制度に変わるためだ。京都弁護士会などは「裕福な人しか法律家になれなくなる」と反発。五つの法科大学院がある京都では、独自の支援に乗り出す大学も出てきた。
 「もし司法試験に合格したら、生活保護を申請できるか真剣に考えています」「今秋の合格者から支給されなくなるのは不公平ではないか」
 国の給費制維持を求める集会が先月25日、京都弁護士会の主催で立命館大法科大学院(中京区)で開かれ、出席した法科大生ら約30人からは将来への不安や不満を訴える声が次々に上がった。
 学生らは、在学中に多額の奨学金を利用しているケースが多い。貸与制の導入により、さらに借金を背負うことになる。日本弁護士連合会が昨年11月、修習予定者1528人に実施したアンケートでは、法科大学院で奨学金制度を利用した学生は約53%にのぼり、その借入額は平均318万円だった。
 集会に参加した吉山裕基さん(32)=伏見区=は勤めていた会社を5年前に辞め、龍谷大法科大学院(伏見区)に進学して修了。今年、3度目の司法試験に挑んだ。奨学金の借入額は1千万円を超えたという。「学費は全部自分で何とかしようと今までやってきた。子どもも3月に生まれたばかりで、給費制廃止は切実な問題です」と話す。
 京都産業大(北区)の法科大学院は先月、司法試験に合格した修了生に200万円を給付する独自の支援制度を設けた。全国の法科大学院で初めてという。昨年の合格率は約2%(受験者51人中1人)で全国最低となった。担当者は「合格者を増やすためにも、学生には生活費の心配をすることなく、試験に集中してもらいたい」と言う。
  「専念義務」あるのに
 貸与制は2004年の裁判所法見直しで導入が決まった。司法制度改革で法曹人口の拡大が進められ、国の財政負担が増えたことなどが背景にある。立命館大の松宮孝明・法務研究科長は「法曹制度は国のインフラの一つ。経済的な問題で優れた人材が集まらなくなれば、国民にとって大きな損失になる」と国の方針に疑問を示す。
 司法修習生には「修習専念義務」があり、副業やアルバイトは最高裁規則で禁じられている。この義務を廃止すればよいという意見もある。しかし、現役の修習生は「学生時代は試験勉強ばかりで、修習に入って初めて社会問題に目を向けるようになった。この1年間に学ぶべきことは多く、とてもアルバイトをする余裕はない」と語る。
 京都弁護士会は5月、給費制維持を求める決議を採択し、会員の弁護士約200人が名を連ねる「緊急対策本部」も設置。街頭や大学でチラシ配布や署名集めに取り組んでいる。学生向けの集会は京都産業大でも開き、今月中に京都、龍谷、同志社の各法科大学院で順次開く予定だ。
 同弁護士会の安保(あぼ)嘉博会長は「弁護士法は人権擁護と社会正義を弁護士の使命と定めており、給費制がその魂を支えてきた。法改正を求めていきたい」と話している。
 ◇司法修習生の給費制と貸与制◇
 司法修習生の給費制と貸与制 国は従来、修習生が修習に専念できるよう月約20万円の給与と夏冬の賞与などを一律に支給する給費制をとってきた。しかし、今年11月に修習を始める64期生からは、必要な人にのみ生活費を貸す貸与制に移行。利用者は月18~28万円を無利子で借り、修習後6年目から10年間で返済しなければならない。

2010年7月1日木曜日

11月まであと4か月

ジワリジワリと11月が近づいてきます…。
あと4ヶ月で司法修習生たちの運命が変わってしまいます!!!
今までは月20万円をもらって生活していたのが、11月になったらそれは”貸してもらってる”ってことになります。いつか返済しなければいけないって感じながら生活して行かなくちゃいけません。気持ち的に全然違います!!借金しながら弁護士活動するなんて…借金返す為に弁護士になったみたいじゃん。。。

◆司法修習生:給与支給廃止に反対、群馬弁護士会会長が声明 /群馬(6月30日毎日新聞)
群馬弁護士会の采女(うねめ)英幸会長は29日、裁判所法の改正で司法修習生の給与約20万円が11月以降支払われなくなり、生活資金の無利子貸し付け制度に移行することに反対する声明を発表した。県庁で会見した采女会長は「法曹人口が増加し、弁護士だから稼げるという時代ではなくなった。これ以上の経済的な負担を強いると、高い志を持った志願者が減る」と訴えた。【喜屋武真之介】

2010年6月25日金曜日

活躍できる時代

こう言ったすばらしい方たちのお陰で、今の法曹世界があるのかもしれませんね!男女問わず活躍できる時代ってことです。
これは、別に法曹の世界に限ったことじゃありません。
色々な人たちの功績の上で私たちが今こうやって男女差別なく仕事ができるってことを、再確認したいですね!!


◆野田愛子氏死去(弁護士、元札幌高裁長官)(6月21日時事ドットコム)
野田 愛子氏(のだ・あいこ=弁護士、元札幌高裁長官)19日午前6時27分、心不全のため東京都三鷹市の病院で死去、85歳。東京都出身。葬儀は近親者のみで済ませた。 1947年、現在の司法試験に当たる高等試験司法科に合格。東京家裁所長などを経て、87年、女性初の高裁長官として札幌高裁に着任。退官後は弁護士登録し都内の事務所に所属する傍ら、著述活動も行った。(

2010年6月21日月曜日

多重債務弁護士

多重債務の弁護士だって発生しかねませんね!!
先週18日改正貸金業法施行されましたけど、それがアダとなるなんてことないのかなぁ!?
日本の為、日本国民の為に働いてくれる弁護士さんへは、もっともっと手厚い待遇があってもいいんじゃないでしょうか~??



◆法律家、裕福な人だけ?(6月21日 asahi.com)
司法試験に合格した司法修習生に対し、国が1年間の給与を支払う「給費制」を廃止し、必要な人に貸す「貸与制」が11月から導入される。新制度に反対する市民集会(秋田弁護士会主催)が20日、秋田市であり、弁護士や司法修習生を中心に約80人が参加した。
 若手弁護士らが新制度後を想定した演劇を披露したり、パネルディスカッションをしたり、「裕福な人しか法律家になれなくなる」と訴えた。
 「社会的弱者の力に」と弁護士を志す秋田市の司法修習生が、法科大学院の学費や司法修習のため1千万円の借金を抱え、ネットカフェで生活――。そんな未来像を、仙台市の若手弁護士らで作った劇団「あおば」が演じた。苦学生の主人公が、裕福な修習生仲間や、厳しい就職活動の過程で志を失い、「弁護士はビジネス」と割り切るようになっていく姿が描かれる。
 これまで司法修習生には、勉強に専念するため、公務員の初任給に準じる月20万円程度の給与があった。他の資格に比べて優遇しすぎなどとの批判で、2004年に貸与制の導入が決まった。
 参加した多くのベテラン弁護士たちは「新制度ではわれわれは弁護士になれなかった」と話した。日本弁護士連合会の宇都宮健児会長は、多くの若手弁護士が数百万円の借金を抱えて働き始める現状を指摘。「多重債務や貧困と闘うべき弁護士が、借金に頭を悩ませる状況になる。国民の権利が守られなくなり、社会全体にとって大きな損失になる」と法改正を主張した。

2010年6月15日火曜日

貸与制への移行は間近

弁護士の先生が自分たちの仕事の傍ら、こういう署名活動をしていかなくちゃいけない現状って、何だか残念ですよね。。。
あと5ヶ月と迫った改正法ですが・・・こんなにたくさんの弁護士さんたちが反対している中、強硬施行となってしまうんでしょうか?


◆司法修習生:「給費制存続を」 福島と郡山で署名活動 /福島(6月15日毎日新聞)
司法修習生に国が給与を払う現在の「給費制」を「貸与制」にする改正裁判所法の11月施行を前に、福島市と郡山市で14日、県弁護士会の弁護士と修習生が給費制存続を訴える署名活動を行った。
 日弁連が全国で進めている街頭活動の一環。奨学金で司法試験合格を目指す人たちが、貸与制の導入でさらに借金を背負い、多くの有望な人材が法曹界を目指せなくなる状況が懸念されているという。JR福島駅東口の駅前広場では県弁護士会福島支部の弁護士と修習生15人が訴え、101人の署名を集めた。【金寿英】

2010年6月11日金曜日

異色の経歴

農林水産省って大変ですね!!3年間で11人もトップが変わってるんだー!!
普通の企業なら考えられないよ。そんな会社辞めたくなるでしょ?普通。
トップが何度変わっても関係ないのがお役所なのかな?
それでも責任持って日本の為に大臣として力尽くしてほしいよね!
って・・・この大臣、司法試験試験に合格した異色の経歴の大臣らしいから使ってみたけど、全然関係ない内容になっちゃった~ごめんなさい。



◆3年間で11人交代、“鬼門ポスト”の農水相 「どうなるか分からない」と山田新大臣(6月8日産経ニュース)
「政治が責任を持って口蹄(こうてい)疫の拡大を避けて早く終結をはからなければいけない」。8日午後、首相官邸で菅直人首相から農水相の指名を受けた山田正彦氏。その顔には疲労の色がにじんでいた。
 先月17日から宮崎県口蹄疫対策本部長として現地入り。7日夕に急遽(きゆうきよ)、東京にとんぼ返りしたばかり。
 7日夜、首相からの農水相就任要請に「引き続き、副大臣として現地対策にあたりたい」と一度は固辞したが、「大臣としてやってほしい」と重ねて要請され、最後には折れた。
 前任は口蹄疫問題の最中に外遊し批判を浴びた赤松広隆氏。農水相は、自殺した松岡利勝氏や事務所費問題で更迭された赤城徳彦氏ら、ここ3年間に11人が交代、自公時代から短期失脚の多い“鬼門”ポストだ。
 かつては司法試験に合格しながら、地元の長崎県五島列島で牧場を経営、弁護士事務所も兼業した異色の経歴の持ち主。口蹄疫への思いも熱く、宮崎県川南町の蓑原(みのはら)敏朗(としろう)副町長も「山田氏は、良くも悪くも現場を一番よく知っている人。経験を生かして力添えを頂きたい」と手腕に期待した。
 一方、事務所には支持者から「鬼門だけど頑張って」と皮肉な激励も。山田氏は農水省で記者団に「“鬼門”だといわれている。どうなるか分からないよ」と苦笑いを浮かべた。

2010年6月4日金曜日

3ヶ月後には…

あと3か月・・・。もし合格しても11月からは給与制から貸与制に変わってしまうから合否が分からない今のうちから、少しでもお金を貯めておいた方が良さそうですよね?!
そもそも、合格人数をあげて貸与制にするより、弁護士の質向上に向けて、合格率が低くても給与制を維持した方が、私達国民の為になると思うんだけどな~


◆新司法試験、受験率は75%(6月4日 Sankei Biz)
法務省は3日、5月に実施した新司法試験(法科大学院修了者が対象)の受験者数(確定値)や短答式試験の結果を発表した。
 受験予定者1万908人のうち、実際に受験したのは8163人。受験率は昨年より2.5ポイント低い74.8%だった。短答式試験は5773人が合格。論文式の採点を経て、9月9日に最終合格者が発表される。

2010年6月3日木曜日

裁判官の力

ひとりの人生を誤った方向へ導いてしまった自分の力のなさから、この人の半生も転落してしまったんでしょうけど、でも、一裁判官ならば、その経験を生かして冤罪のないように努力すれば良かったのにって思う。
お酒に溺れるなんて、甘えてるよ。1人ならまだしも、妻も子供もいたのにね。。。
もっと早く気づいて欲しかったっと思ったな~


◆裁く重み 人生翻弄 袴田事件裁判官・熊本さんの半生(6月2日中日新聞)
◇酒におぼれ 生活保護、自殺も
静岡市で1966年、一家4人が殺害された袴田事件で、一審の死刑判決を書いた熊本典道元裁判官(72)。2007年、「無罪の心証」を公表し関心を集めたが健康面の不調で、再審支援の表舞台から退きつつある。その半生は判決を境に暗転、人を裁く重みに翻弄(ほんろう)されたようにも見える。裁判員制度の導入から1年を機にたどった。 (中部報道部・森本智之)
 一昨年、前立腺がんと診断された。歩行は困難になり、ろれつも回りにくくなった。
 熊本さんは福岡市東区で、知人の女性(69)の支援を受けながら暮らしている。月約10万円の生活保護が収入のすべてだ。「認知症のような症状が出ることがある」というが、事件のことは裁判所の担当書記官の名前まで覚えていた。袴田巌死刑囚(74)のことを尋ねると、おえつした。
女性とは公表の約1年前に地元の朝市で知り合い、一緒に暮らすようになった。当時は「弁護士らの知人から借金して食いつないでいた。ホームレスのようなもの」という。女性からも金を借りるほど生活に困っていた。
 熊本さんは酒を飲むときまって「袴田君に申し訳ない」と泣いた。事情が分からない女性はインターネットで事件のことを知り、06年冬、支援団体に連絡。支援者の1人は「もう死んでいると思っていた。女性と出会わなければあの公表はなかった」と話す。
九州大卒業後に司法試験にトップ合格。静岡県警OBは「逮捕状や拘置請求の却下が多い人権派(の裁判官)で有名だった」。68年の袴田事件の一審判決当時は30歳。自白の信ぴょう性に疑問を抱き無罪を主張したが、裁判官3人の多数決で覆された。
 半年後、判決を悔やんで弁護士に転身した。東京の先輩の事務所で共同代表となり、妻と2人の娘にもめぐまれたが、酒の上のトラブルが絶えなかった。
 「無実の人を殺した。逮捕しろ」。夜中に警察署で大騒ぎしたこともあった。離婚届は大酒で担ぎ込まれた病院で書いたという。
 90年、司法修習同期の弁護士を頼って鹿児島県へ。関東地方に住む長女は最近、熊本さんにあてた手紙で、当時を振り返り、「『肝硬変で危ない』と言われ見舞うとやせこけてオムツを着けたお父さんがいた。それでも病室で酒を飲んでいた。(後に病死する)お母さんはこの時もう発病していたんだよ」とつづっている。
 95年に弁護士登録を抹消。九州を転々とし学生時代を過ごした福岡に行き着いた。これまでに自殺を試みたこともあったが、結局は死にきれなかったという。
「無罪の心証」の公表後、再審支援に加わろうと弁護士の再登録を申請したが、自ら取り下げた。健康面でも金銭面でも負担が大き過ぎたからだ。今は再審の行方を見守ることしかできない。
 死刑判決がその後の人生にどれだけ影響を与えたか。「酒癖が悪く、本人の人格の問題だ」と言う人もいる。ある支援者は「事件を背負い込んできた部分もあっただろう。周りに迷惑を掛けながら生きてきたようだが、こういう弱い生き方しかできなかったのではないか」と話した。

2010年5月28日金曜日

完全二極化!!

願書を出せば合格ってホントにあるんだ~!!
こんな学校ばかりになれば、ますます司法試験合格者は減って行く一方なんじゃないでしょうか?!
受験生も難しいところは避けてみるってのは、いかがでしょう???一つの手てすよね!!

◆法科大学院 10年度入試倍率、2倍未満が半数 二極化鮮明に(5月28日日本経済新聞)
文部科学省によると、2010年度入試で競争倍率が2倍を割り込んだ法科大学院は全74校のうち半数を超える40校。倍率が1.1倍前後と、願書を出せばほぼ入れるような大学院もあった。一方で新司法試験の合格者数が多い大学院には志願者が殺到、二極化が鮮明になっている。
 09年の新司法試験の合格者数2043人に対し、同年度の法科大学院の入学定員は74校で計5765人。「修了者の7割が合格する」当初の想定にはほど遠い。「学校数や定員が多すぎる」との指摘も根強く、中央教育審議会の特別委員会は各校に定員削減を求め、東京大や京都大は10年度から定員を2割削減した。
 姫路独協大の撤退決定について、ある文科省幹部は「ほかにも苦しい大学院は多い。これがきっかけになって撤退や統合が広がる可能性はある」とみる。鳴り物入りで始まった法科大学院は、制度発足から6年を経て曲がり角を迎えた。

2010年5月26日水曜日

過疎化の現状

医師免許のない人に診てもらってたって知った時の市民の気持ちを思うと…ゾッとしますね。いくら、善意での行為だとしても…人の生死を扱うかもしれないのに、そんな無責任なことできませんよ。ただの自己満足ですね。。。


◆公印偽造容疑で女を再逮捕 県立宮古病院・医師詐称事件(5月20日河北新報)
岩手県立宮古病院を舞台にした医師詐称事件で、宮古署は19日、公印偽造の疑いで、大阪市天王寺区上本町5丁目、無職一宮輝美容疑者(44)を再逮捕した。 逮捕容疑は今月上旬、事情を知らない県外の印鑑会社に依頼し、行使目的で厚生労働相と厚労省健康政策局長の公印を各1個偽造した疑い。宮古署によると、一宮容疑者は容疑を認めているという。 一宮容疑者は、宮古病院の勤務医になろうと、免許がないのに医師を名乗ったとして、医師法違反容疑で逮捕、送検された。盛岡地検は19日、同容疑については処分保留とし、公印偽造容疑と併せて事件の全体像を解明した上で、処分を決める方針。◎困窮の弱みにつけ込まれる/着任渇望、1年半見破れず 岩手県立宮古病院の勤務医になろうと医者と偽ったとして、医師法違反の疑いで大阪市の無職一宮輝美容疑者(44)が逮捕された事件は、地域医療関係者に大きな衝撃を与えた。宮古署は19日、公印偽造の疑いで一宮容疑者を再逮捕し、事件の解明を進めるが、動機は今もはっきりしないままだ。容疑者の不可解な言動とは裏腹に、事件でくっきりと、あらためて浮かんだのは、医師の確保に苦悩する地方の姿だった。(宮古支局・阪本直人、盛岡総局・菊間深哉、亀山貴裕)<動機つかめず> 「申し訳なかった。逮捕されてほっとした」と接見した弁護士に話しているという一宮容疑者。捜査関係者によると、動機については「宮古の医者になって、手助けしたかった」などとあやふやな供述を続けている。 「生活保護を受けていた」とも話しているが、金銭的に困っていながら病院への準備金の要求はなく、「赴任」の旅費も自費だった。弁護士は「金を得る目的で医師と名乗ったのではない」と語り、宮古署も動機を詰め切れていない。 捜査関係者によると、「循環器科医」と名乗った一宮容疑者は医学部に在籍した経験はなく、医師や看護師として医療機関に勤めた経歴もない。医師と交際したことがあったとされるが、勤務先として告げた大阪赤十字病院(大阪市)は自身の通院先だった。 一宮容疑者が「婚約者」と紹介し、一緒に医師として着任しようとした男性(38)も医師免許はなかった。医学知識は医師との交際や病院通いで得たとの見方が強い。 「婚約者」の男性は、宮古病院関係者との交渉の中で自分を医師と言っておらず、任意で事情を聴いていた宮古署は立件を見送った。事件を一宮容疑者が計画し、男性を巻き込んだとみている。 宮古病院はなぜ、1年半も一宮容疑者の「うそ」を見破れなかったのか。<常勤医が半減> 病院関係者によると、一宮容疑者が最初に連絡してきたのは2008年11月。テレビ番組で宮古病院の医師不足が放映された直後、循環器科の医師と称し、「何か手伝いができるかも」と電話をかけてきた。「心臓カテーテルができる」など医学用語を使い、交渉の電話やメールは計100回以上にも及んだ。 一方で、病院側が再三求めた医師免許の提出は拒み続けた。着任寸前の今月6日、ファクスで送信されてきた医師免許のコピーを病院関係者が確認し、あるはずの公印がなかったり、大臣名と局長名の筆跡が似ていたりしたことなどから、ようやく疑いを強めた。 複数の病院関係者の話を聞くと、一宮容疑者に期待し続けた背景が浮かび上がる。医師不足という厳しい現実だ。 宮古病院は大学医局からの派遣医が削減され、03年末に50人いた常勤医は今年4月に26人まで激減。循環器科の常勤医は07年7月から不在で、非常勤医の外来診療の応援が週5回あるものの、入院患者は受け入れていない。 岩手県医療局は06年9月に医師支援推進室を発足させたが、今月までに県内に着任した医師は26人にとどまる。「家族の都合もあり、過疎で医師不足の病院にはなかなか来てくれない」と推進室の川上裕二室長は嘆く。 一宮容疑者ひとりに振り回された宮古病院。「早く医師が来てほしい」。医師不足の一番の被害者である市民の願いが一段と高まっている。

2010年5月24日月曜日

日々、勉強

超難関の司法試験合格してもまだまだ、勉強していかなければならないことがあるんですね。
私だったら、合格したってだけで気が抜けてしまいそう…。
そんなこと言ってる人は弁護士になりませんね、ハイ。
日々、切磋琢磨して一人前の弁護士さんになって行くんですね~


◆弁護士に「本番前特訓」 岡山弁護士会が裁判員対策(5月24日中国新聞)

裁判員裁判で審理が予定されている事件を担当する弁護士を対象に「本番」の説明や証人尋問などを想定したリハーサルで特訓する取り組みを、岡山弁護士会が7月から始める。裁判員裁判での弁護側立証は検察側に比べ分かりにくい、との指摘があり、制度開始2年目に巻き返しを図る。
 日弁連は「判決後に意見交換会などをする弁護士会はあるが、実際の事件でリハーサルをする取り組みは聞いたことがない」としている。
 岡山弁護士会によると、リハーサルでは担当弁護士が冒頭陳述や証人尋問などを実演。その事件について知識のないほかの弁護士が「裁判員役」となって分かりやすいかどうかを判断し、改善点などをアドバイスする。
 リハーサルでは裁判員らに示す資料の内容についても分かりやすく書かれているか点検。「法廷」の様子をビデオ撮影して、弁護士が自己分析できるようにもする。
 最高裁が裁判員経験者に実施したアンケートでは、検察側の説明が分かりやすかったと回答した人が80・3%だったのに対し、弁護側は49・8%にとどまった。同弁護士会は「組織的に訓練を積んでいる検察側に比べ、弁護士は個人の能力に頼りがち。会として技術向上に取り組むことで対抗したい」と意気込んでいる。

2010年5月17日月曜日

日本のために・・・

遅咲きの弁護士って負い目があったのでしょうか??
それでも、頑張って司法試験合格して立派な弁護士さんになられて、
今では長野県の弁護士の会長さんになられたなんて…
なんて立派な方なんでしょうね!!
きっと弁護士って職業が天職なんでしょうね☆
これからも長野県、または日本のために頑張って下さい☆☆☆

◆県弁護士会長に就任、小林正さん /長野(5月15日毎日新聞地方版)
◇とにかくまず行動を--小林正さん(61)
 今年度の県弁護士会長に就任し、1カ月半が経過した。「弁護士は社会制度の行き先を示すべき存在。ボランティアではなく『使命』ととらえて努力したい」と意気込む。
 長野高校を経て金沢大を卒業後の約10年間は銀行マンだったが、「昔から法律に関心があった」。愛知県内の支店を転々としながら、強制執行や競売などに関する民事執行法を中心に勉強を重ねた。「やはり弁護士を目指したい」。くすぶる気持ちを捨て切れずに退職。3年後の1985(昭和60)年、35歳を過ぎて司法試験に受かり、91年に独立した。
 「10年遅れているという意識があったから、依頼される事件は何でもやった」。ほかの弁護士が避けるような訴訟にも積極的に向き合ったという。
 97年ごろ、県の除雪車が暴力団組長の車に衝突し、法外な慰謝料を請求された訴訟を今も思い出す。ひるむことなく組長宅に出向いた。しかし、「組長の要求に応じて県職員を会わせ、大きな不安を与えた」と反省する。「裁判に負けても自分が恥をかけば済む。とにかく、依頼者の人権が侵害されないように守ることが大切だ」
 裁判員制度は開始1年を迎える。「量刑の幅が振れやすく『法の下の平等』が崩れないか」と指摘する。今後は、被告が全面否認するなど難しい事件も予想される。制度の見直しには「裁判員の感想だけでなく、被告側の視点に立つ必要がある」と訴える。
 任期は1年。「とにかくまず行動する。走り出した勢いのまま、続けられたらいい」【大島英吾】

2010年5月13日木曜日

弁護士版Dr.コトー!!

弁護士版Dr.コトー的な方、いないんですかね?
例えば大きな弁護士事務所でお金の為に働くことに疑問を感じて
一人離島ではないけど、弁護士のいない地域に行って、市民の為に弁護活動をして行こう!みたいな☆
一人くらい、いてくれてもいいのにね


◆柏崎市:弁護士さん、わがまちに来て!! 誘致へ、300万円補助制度 /新潟(5月13日毎日新聞)
市内に弁護士がいない柏崎市は今年度から、市内に法律事務所を開設する弁護士に対し、300万円を上限に補助する制度を創設した。身近で法律相談ができるよう弁護士を市内に誘致するのが狙い。
 開設後5年間は休止・閉鎖しないことが条件。事務所の購入・賃貸料や広告料、事務職員の研修費などについて、開設時に2分の1までで、300万円を上限に補助する。
 市によると、制度は4月1日に始めたが、弁護士からの申請はまだない。同市のように地裁支部がない市町村に弁護士が常駐するケースは、県内では極めてまれ。補助制度は5年間の時限措置だが、申請がなければ、制度改正して延長することも検討する。
 市によると、福島県南相馬市や鳥取県がすでに同様の補助制度を導入しており、実績も上げているという。
 会田洋市長は12日の会見で「中越沖地震の復興途上で、経済不況も続いており、法律相談への潜在的需要は高い。市民が安心して生活していくうえで誘致は喫緊の課題」と意欲を示した。【岡田英】

今年は高確率上がりますかね??

せっかく法科大学院を卒業したのに、受験資格が修了後5年間で3回までだと、多くの修了生たちが弁護士の夢を諦めてることになりますね。
お金かけて法科大学院を卒業したんだから、何回でも受験させてあげればいいのに…。

◆5回目の新司法試験 合格者3千人か(5月13日共同通信)
法科大学院修了者を対象にした5回目の新司法試験が12日、全国7都市の計12会場で始まった。合格発表は9月9日。
 前回は合格者数が2043人と初めて前年を割り込み、合格率も過去最低の約28%だった。各法科大学院間の“質”の格差や統廃合が議論される中、出身校別の合格者数や合格率が注目される。
受験予定者1万908人のうち、約75%の8163人(速報値)が受験。受験は法科大学院修了後5年間で3回までと制限されているため、4人に1人が今回の受験を見送った形になった。
 法務省の司法試験委員会は今回の合格者数の目安を2900~3千人としており、単純計算すると合格率は30%台になる。
 12日は短答式試験、13、15、16日は論文式試験が実施される。

2010年5月10日月曜日

気持の分かる人に

国籍の違いやハンディキャップがあるからこそ、同じ立場にある弱い市民を守ってくれる弁護士であって欲しい。
世の中、平等・世界平和とか色々言ってるけど・・・司法の場が遅れているんではないか??
こんな状態でわたしたちに平等で平和で差別のない社会を~!!な~んて言われても全然説得力ないし・・・。



◆韓国籍の白さん、兵庫弁護士会人権擁護委員長に(5月10日読売新聞)
兵庫県弁護士会の人権擁護委員長に韓国籍弁護士白承豪さん(48)が就いた。
 韓国にいた幼少期に交通事故で右腕を失い、家族と沖縄へ移住した後、国籍と障害の二つのハンデを乗り越え、弁護士になって20年。外国籍では異例の起用だが、法曹界ではなお国籍の壁は厚く、過去に2回、家裁に調停委員の選任を拒否され、今年、三たび推薦を受けて家裁の判断を待つ。「弱者や少数派の思いが理解される社会に」。来日以来、胸に持ち続けた思いが実現することを願っている。
 ソウル生まれ。5歳の時、トラックにはねられ、右腕を切断した。小学6年だった1974年、父親の仕事で那覇市に渡り、日本語も読めないまま地元小学校に編入。同級生にからかわれても笑ってごまかすしかなかった。
 両親の勧めで琉球大3年の83年から司法試験に挑戦、90年に8度目の受験で合格。大阪市の弁護士事務所に勤務していた95年、阪神大震災が発生。神戸市東灘区の自宅は全壊し、同年夏に韓国民団が同市長田区で始めた被災者の法律相談に転居先の大阪市内から通い、「家を失った」「勤務先の靴工場がつぶれた」という同胞の声に胸を痛めた。
 2007年と09年に兵庫県弁護士会から、家事調停などで裁判官と解決策を考える調停委員に推薦されたが、神戸家裁に選任を拒否された。「公権力を行使する公務員で、日本国籍が必要」という説明だった。
 人権擁護委員長として、人権侵害を申し立てる市民の訴えに耳を傾ける。「誰でも何らかのハンデを抱えている。ただ、それを理由にした差別は許されない。地道だが、一人ひとりの人権を守りたい」と誓い、そしてもう一つ、壁の突破を目指す。
 ◆調停委員など外国籍、相次ぐ選任拒否◆
 外国籍の弁護士は02年の約40人から今年3月末には約120人になった。調停委員だけでなく、簡裁の民事訴訟で裁判官に意見を述べる司法委員について、外国籍を理由にした選任拒否が03年以降、兵庫や大阪、東京各都府県などで相次ぐ。国籍条項はないが、日本弁護士連合会(日弁連)によると、09年末までに両委員合わせて、6弁護士会の推薦が11回拒まれたという。
 日弁連は09年3月、最高裁に外国籍選任を求める意見書を提出しており、「日本の社会制度や文化に精通し、高い人格識見があれば、国籍の有無にかかわらず役割を果たすことができる」としている。

2010年5月7日金曜日

上手に連携を図って

学校の先生との連携も上手くしていかないと、アピールが上手くいかず関心を持ってもらうことが難しくなってしまいそうで心配です。
自分の体験として思うことは、高校生って多感な時期だから、色々な職業があるってことを教えてあげることが学校の先生の務めでもあると思う!!また、弁護士はその絶好のチャンスを逃してはいけないと思う。


◆大阪弁護士会 府内で全高校で無料授業 周知不足?応募まだ13校(5月7日産経関西)
大阪弁護士会(金子武嗣会長)が今年度から、府内全高校を対象にした弁護士による「無料出前授業」をスタートさせた。これだけの規模で無料授業を展開するのは全国でも例がなく、“目玉事業”として多額の予算を計上。年間500クラスへの派遣を目標に講師役の弁護士も300人近く集め、4月から参加校の募集を始めた。ところが同月28日時点で応募があったのはわずか13校(計75クラス)。肩透かしを食わされた格好の弁護士会は5月末に予定していた申し込み期限の延長を決め、PRに本腰を入れている。
 授業のテーマは、弁護士の仕事▽少年事件▽男女間、家族の法律問題▽刑事事件と裁判員裁判▽悪徳商法などの消費者問題―など9つで、学校側が選択する。高校1、2年生を対象に絞り、3年間で府内にある国公私立の全約260校での実施を目指している。
 弁護士会ではこれまでも小中高校を対象に出前授業を実施してきたが、有料(1万円)だったこともあり、年間10校程度の利用しかなかった。しかし、裁判員制度の開始を受け、若い世代に法と社会のかかわりを学ぶとともに、弁護士を身近に感じてもらおうと無料化に踏み切った。講師を務める若手弁護士の説明能力向上の狙いもあるという。
 弁護士会は今年度、750万円の予算を計上し、講師役の弁護士も従来の2倍の約300人に増員。講習などを行い、9月からの本格実施に向けて準備を整えてきた。募集については府教育委員会を通じて全校に案内文を送付した。しかし4月初めは応募があったが、その後は伸び悩んだ。
 このため、4月下旬に開いた学校の担当者との会合や、もともとつながりのある教諭に直接PRするなど、積極的な募集活動を展開。ようやく応募や問い合わせが増えつつあるという。6月には報道陣に公開するパイロット授業も行ってアピールしたい考えだ。
 弁護士会の高橋司副会長は「高校の先生に直接話すと反応は上々。現場にまでなかなか話が伝わっていなかったのではないか」としたうえで、「高校生には、マルチ商法などから身を守る法知識も身につけてほしい。社会に出てから困ったことがあったとき、弁護士という存在がいることも理解してくれれば」と話している。

2010年4月28日水曜日

冤罪防止をっ!!!

弁護士過疎も重要な問題ですが、冤罪の防止や、取り調べの様子を録画する全面可視化の早期実現も重要な案件ですよね。
先日、足利事件で冤罪となっていた菅谷さんの無罪が確定しましたが、同じような状況で未だに服役をせざるを得ない方々は数え切れないほど多くいるのではないでしょうか?

島根ワイド : 日弁連の錦織副会長が会見(4月28日山陰中央日報)
日本弁護士連合会(日弁連)の副会長に1日付で就任した島根県弁護士会の錦織正二弁護士が26日、松江市の県庁で会見し、多重債務者への相談活動の展開や、取り調べの様子録画する全面可視化の早期実現などに尽力する考えを示した。 錦織副会長は「市民目線の第二次司法改革」をうたう日弁連の活動指針の草案に携わった。 会見で、冤罪(えんざい)の起きない刑事司法など日弁連が本年度取り組む重点4施策を説明。中でも日弁連として弱者対策を最優先に位置付け、多重債務者や生活保護世帯を対象にした相談活動を全国展開するとした。 冤罪を防ぐ対策では全面可視化を挙げ、「早期立法化に向けた取り組みを強化する」と強調。足利事件については「誤判を生んだ原因を究明する第三者機関を設け、徹底的に解明すべきだ」と訴えた。 弁護士過疎地解消に向けた取り組みでは、島根で人材の定着に傾注した経験を踏まえ「どの地域でも法的サービスが受けられるようにしたい」と決意を述べた。 副会長任期は1年で、同県弁護士会からの就任は10年ぶり3人目。 会見には同県弁護士会(54人)の中村寿夫新会長が同席し、県西部で活動する弁護士が10人に増え、充実してきたことを理由に石見法律相談センター(浜田市)を廃止する方針を明らかにした。
きちっとした法律上の棒引きがされていないことって、この問題に限らず多いのではないでしょうか??

日本人ってそういった面倒な案件に関しては曖昧にしてそっとしておくってイメージがどうしてもありますよね。で、今回のように問題になれば大きく取り上げて法整備を!!的にに騒ぐ、みたいな?

で、で、騒ぎがおさまるまで待つ!みたいな~

◆「非弁活動」問題 「特上カバチ!!」原作者はこう見る(4月27日産経ニュース)
 「特上カバチ!!」の原作者で自身も行政書士の田島隆さん(42)は、今回の告発内容について、「代理人として内容証明郵便の送付や返信を求めておらず、問題がないのではないか」と話し、大阪弁護士会とは異なる見方を示した。
 内容証明の送付は、行政書士法で明確に禁じられてはいない。ただ、従来は「非弁活動と指摘される可能性が高い」として行政書士側が自重する傾向にあったものの、景気低迷を背景に、約10年前からこうした業務で活路を見いだす事務所が増えてきたという。
 その上で、TBSへの抗議を含む大阪弁護士会の対応を「やや過敏ではないか」と指摘。別の弁護士会が行政書士による無料相談会の中止を自治体に申し入れたケースは「既得権益を死守したいとしか思えない」と批判する。
 行政書士が逆に弁護士に反論したくても、司法試験に合格していない劣等感などから、当たり障りなくやり過ごす例が多かったという。それだけに今回、鳥取県行政書士会が通知を出した点を「結果はどうあれ、よかった」と評価する。
 弁護士と他士業の境界をはっきりさせる法整備が必要だと考えるが、「弁護士の言うがままでは、行政書士はただの人間ワープロ。法廷内を弁護士、法廷外を他士業に任せる法律事務の二分化が必要」と提案している。

2010年4月23日金曜日

31歳の若い弁護士が地元のために、弁護士過疎打開のために事務所を開設、すばらしぃ~!!しかも国内100か所目って縁起が良いような?!
1か所目の事務所の元所長は損害賠償訴訟を起こされているようですが、今回所長になった方にはそんなことのないよう、信頼される弁護士になっていただきたいものですね。

◆日弁連が奄美2カ所目の公設事務所開所(4月19日南日本新聞)
日本弁護士連合会(日弁連)などが弁護士過疎解消を目指し開く、奄美市内で2カ所目の公設事務所「あまみ法律事務所」の開所式が19日、同市名瀬であった。関係者らが参加し、県内4カ所目、全国100カ所目の事務所開所を祝った。 式では初代所長の正込(しょうごもり)健一朗弁護士(31)=鹿児島市出身=が「相談者に寄り添い解決を図る中で弁護士の信頼を回復していきたい」とあいさつ。2005年に開設された初の公設事務所をめぐっては、複数の元依頼人が元所長に対し損害賠償訴訟を起こしており、「鹿児島の人間として解決を図りたいと思って来た」と話した。 同事務所は1日に業務を開始。日弁連などによると、2007年度の鹿児島地裁名瀬支部管内の民事訴訟は582件、破産は117件、刑事訴訟は54件。

2010年4月22日木曜日

せっかく法科大学を卒業したのになぜ、プロ野球選手を目指したんでしょうね?もったいない気がします。・・・なんて言ってしまったら矢地選手に申し訳ないですが・・・。
でも、どちらの仕事も経験や体力がモノをいうって感じですね。もしプロを引退したら、法学の方向に進むのかしら??


◆高岡法科大出身の中日・矢地投手が1軍昇格(4月16日KNB WEB)

高岡法科大学からプロ野球の中日ドラゴンズに入団したルーキー・矢地健人投手が、16日1軍に昇格しました。  右サイドスローからの速球が持ち味の矢地投手は今年、高岡法科大学から中日に育成選手で入団しました。  春のキャンプから評価が急上昇し、今月5日に支配下選手登録されて背番号も3ケタの212番から59番へと変更されました。  ここまで2軍では7試合に登板し防御率は1.69と安定していて、1軍昇格となりました。  現在巨人と同率首位に立っている中日は16日から最下位、広島との3連戦です。  矢地投手は貴重な右サイドスロー投手として1軍での活躍が期待されます。

2010年4月21日水曜日

人数増やしても…

試験合格者をただ増やすだけでいいのでしょうか?
この記事を読んでいると質より量と言った感じで、目先の利益を追及する弁護士も増えていってしまう気がする…。
また、弁護士になったあとの金銭的な問題も大きな障害ですよね。金持ちだけがなれる職業ではなく、正義感に満ちた有望な弁護士が増えて欲しいものですね。


◆日弁連会長、法曹人口の拡大「ペースダウンが必要」 (4月21日日本経済新聞)

日弁連の宇都宮健児会長は19日、日本記者クラブで就任以来初めて会見し、法曹人口の拡大について「国の司法予算の拡大や法律扶助制度の強化など増員を支えるスキームができておらず、現状ではペースダウンが必要」と述べた。日弁連の当面の重点課題としては、貧困問題への取り組みと司法修習費の貸与制導入の阻止などを挙げた。
 宇都宮会長は、法曹人口について「弁護士のいない地域は全国にほぼなくなったが、裁判官や検察官がいない支部はたくさんある。国の司法予算は国家予算の0.4%に満たないままだ」と指摘。「司法試験合格者数を年間3千人に引き上げる」との政府目標について、「人数増だけで(是非が)考えられるのはおかしい」と話した。
 ただ、現在約2千人の年間合格者数からどの程度ペースダウンするかについては「内部の委員会で検討する」とし、具体的な目標数には触れなかった。

2010年4月16日金曜日

金持ちの職業

弁護士への敷居を低くして、どんどん相談していってもらおうという一方で、お金に余裕のある人しか弁護士になれなくなってしまったとしたら・・・

庶民の感覚をもたない人に気軽に相談できますか!?

人間、いくら気持ちを推し量っても限界がありますから、お金に困っている人の苦労なんてわかるわけ無いって思っちゃいますけど。

◆司法修習生:無給あんまり 日弁連が対策本部 (4月16日 毎日新聞)

 国が司法修習生に給与を支給する「給費制」が廃止され、11月から生活資金を貸し付ける「貸与制」が導入されることに対し、弁護士や修習生から反 対の声が上がっている。司法試験合格までに奨学金を借りている修習生が多く、貸与制でさらに借金が必要な状態になると、「金持ちしか法律家になれなくな る」との懸念があるためだ。日本弁護士連合会は15日、給費制の維持を訴えていくために緊急対策本部の設置を決めた。【伊藤一郎】

 日弁連が09年に実施したアンケートによると、司法試験合格者の53%が、法科大学院在学中(2~3年間)に奨学金を利用した。金額は平均約320万円で、最高は1200万円に達した。

 現在、給与をもらいながら司法修習中の男性(26)は、3年間の法科大学院生活で600万円の奨学金を借りた。修習生のアルバイトは禁止されており、「貸与制になって借金を抱えた人が弁護士になれば、返済のために金になる仕事しかしなくなる」と心配する。

 日弁連は貸与制の問題点を指摘する意見書を公表してきたが、導入反対に向けた本格的取り組みはなかった。だが、4月に就任した宇都宮健児会長は 「会長選のために全国行脚する中で、法科大学院で多額の負債を抱えた若手弁護士がいかに多いかを知った」といい、「貸与制になれば負担が増し、貧乏人は法 曹の道をあきらめなければいけなくなる」と指摘する。

 若手弁護士も行動を起こしている。仙台市では今年1月、弁護士や学者ら70人が市民グループ「市民のための法律家を育てる会」を結成。街頭宣伝や集会で、貸与制の問題点をアピールしている。

 中心メンバーの渡部容子弁護士(28)は「給費制の廃止は、国が質の高い法律家を育てる義務を放棄したに等しく、結局は国民が不利益を被る。サービスを受ける市民の問題であることを理解してほしい」と訴えている。

 司法修習を所管する最高裁は日弁連の方針について、「現在、担当部署で貸与制開始に向けて準備を進めており、特段のコメントはない」としている。

2010年4月14日水曜日

司法制度改革で就職難

即独をすること自体は問題ないでしょうけど、不安は大きいでしょう。
それに、事務所を開設、維持していくには多くの資金が必要ですよね。
司法修習生の給与はこれからなくなる方向ですし、お金の問題は結構厳しいかも。
試験に受かったその後の事を考えていくと、暗くなりますね。

現場リポート:司法制度改革で就職難 最初から独立、増える即独弁護士 /兵庫(4月10日 毎日新聞)

 司法制度改革による司法試験合格者増で受け入れ事務所が飽和状態となり、最初から独立する「即独(そくどく)弁護士」が全国的に増加している。県 内では09年度に初めて2人が即独。空白地域に事務所が開設されるなど期待は高いが、一方で資金面での支援が得られないなど課題も多い。ある弁護士事務所 長兼1年生弁護士の悪戦苦闘ぶりを追った。【吉川雄策】

 「やりたいことに取り組めるが、資金面が大変」。空白地域の西明石地域で即独した戎卓一(えびすたくいち)弁護士(30)。今年3月、JR西明石 駅前に「戎みなとまち法律事務所」(明石市小久保2)を開設した。同地域の出身で、4度目の挑戦で08年に合格。司法修習中は裁判官を目指したが、昨年9 月断念。約20カ所の弁護士事務所を回る就職活動をしたが条件が合わず、10月末に即独を決めた。

 3月には10件の法律相談を受けるなど、着実に仕事を増やしている。ただ、特定分野で専門知識が必要な場合、独学で知識を身に着けている。「消費 者金融への過払い金返還請求訴訟の場合、消費者金融側は古い契約は時効と主張するケースが最近多く、専門書を読み込むなどして準備書面を作成している」と 話す。

 弁護士は通常、司法修習を終えて弁護士事務所に所属し、先輩から業務の基本を学ぶ。だが政府は02年、司法制度改革の一環で、司法試験合格者を今 年までに年3000人に増やすことを閣議決定。合格者は90年の499人から、08年には2209人(旧司法試験合格者の144人を含む)に急増し、事務 所に所属できない新人弁護士が相次いでいる。

 こうした事情から、独立する弁護士も急増。日弁連の推計では、昨年度に卒業試験に合格した弁護士のうち、旧試験合格者で7人(昨年10月20日現在)、新試験合格者で48人(3月12日現在)が即独している。

◇資金、独学…多い苦労 地元住民からは歓迎

 しかし、資金面などで厳しい環境に置かれている。戎弁護士の場合も、事務所開設に300万円必要だったが、県弁護士会所属の弁護士でつくる協同組 合の融資は、既に同会に登録している弁護士が対象で、事務所開設と同時に登録するケースは対象外。仕方なく、金融機関から融資を受けた。

 業務も手探りが続く。戎弁護士は「自己流による業務の勉強では、将来的に弁護士として同期と差が付くのでは。弁護士は『成功報酬』が基本のため、当座の経費確保も課題」と不安を口にする。同会の乗鞍良彦会長も「事務所経営への助言など、検討を進めたい」と課題を認める。

 一方で、地域住民から「身近に相談できる弁護士が誕生したのはうれしい」との声もある。戎弁護士も「責任は重いが、何でもこなせる弁護士になりたい」と話す。

 従来の師弟関係から始まる弁護士生活と異なり、自らの力で新たな弁護士像を描こうとする即独弁護士は今後も増える見込みだ。司法を市民に身近にするために法曹界がどうサポートするのか、見守りたい。

2010年4月9日金曜日

弁護士ニート

とにかく資格資格と言われるいまの社会ですけど、資格は道具の一つにすぎなくて、結局その資格を使う人の方が重要なんですよね。
でも、資格をとったら仕事があるみたいな感じになってましたよね。
ちょっと前まで。
まずそれが間違いなんでしょう。
もう資格に頼ってはいられませんよ!
でも、資格がないとっ出来ない仕事があるのも確かで・・・
どうしたらいいんでしょう。

◆「司法試験を通っても就職できない......」急増する"弁護士ニート"の現実(4月6日 日刊サイゾー)

 「弁護士の資格を持っているのに就職できないんです......」

 3年前、難関の司法試験に合格、司法修習を経て弁護士バッジを手にした井上晴彦さん(28=仮名)は、いまだ弁護士事務所に就職できていない。

「毎月、各所の弁護士事務所に採用を求めてるんですが、どこも募集はしていないと断られてます。たまに募集があっても人が殺到していて不合格。いろいろ短期のアルバイトをして食いつないでいますが、実質は無職の"弁護士ニート"です......」

 こう話す井上さんは、資格を得る過程で学費などを借金しており、肉体労働などのアルバイトをしても手元に残るのは半分の月収5万円程度だという。 地方から上京し、学生時代から交際相手のマンションに居候してきたが「ついに『将来性がない』と追い出されてしまった」(井上さん)という。現在、友人宅 に身を寄せているが「このままではニートどころか"ホームレス弁護士"になってしまう」と不安の日々だ。

 井上さんだけでなく、現在多くの新人弁護士が就職先に困っており、弁護士ニートの数は右肩上がりで急増中だ。かつて1万5,000人前後を推移していた弁護士数は、いまや3万人近くに膨れ上がっている。

 この現状を生み出したのは小泉政権時代の2002年、政府が計画した「司法試験の年間合格者を3,000人に増やす」という閣議決定だった。これ により06年に1,000人程度だった合格者は翌々年には倍増。裁判員制度の導入を見据えた司法制度改革だったが、結果として法曹界の質の低下や就職難を 招いてしまい、今年になって計画を見直す方針となった。

 しかし、世間の志望者数はいまだ減少の傾向にないと専門家は解説する。

「資格取得の教育関連企業ユーキャンの調査では、取りたい資格ランキングの1位が司法関係。グレーゾーン金利の撤廃と過払い金返還訴訟の急増で、弁 護士バブルが起きたことも原因のひとつ。また、行政書士事務所を舞台にしたTBSのドラマ『特上カバチ!!』の影響もあったでしょう。最近ではとりあえず 弁護士になっておこうという"ソク弁"も増えています」(司法関係者)

 先日、無派閥の宇都宮健児氏が、業界の最大派閥に属した山本剛嗣氏を破って日弁連会長に就任したが、これは「合格者数を政府目標の半分にする」と明言し、弁護士ニートたちからの支持を得た結果だった。

 だが、一度増えた弁護士たちがいなくなるというわけではない。前出関係者によれば「今後は増えた弁護士たちが仕事欲しさに、やたらと司法制度を利用するよう焚きつけられる危険性がある」という。

 つまり、家族間や近隣住民、社内などのほか、また医師と患者、教師と生徒の親など、あらゆる人間関係のトラブルに弁護士が手を招く傾向が出てくるというわけだ。

 前出の井上さんも「そうなってくれたら僕にも仕事がありますかね」と笑顔を見せたが、実際、テレビではやたらと弁護士事務所のCMを見ることが増えた。

「弁護士に依頼する立場の国民にとって怖いのは、井上さんのような経験を積んでいない弁護士が増えること。質の低下は、さらなるトラブルを生む」と前出関係者。

 いずれにせよ、日本もアメリカのような訴訟社会へと変貌していくのだろうか......。

2010年4月6日火曜日

憧れの検事

司法試験って昔は何回もチャレンジできましたからね。
今は期間と回数を制限されてしまって。
難しい試験を受かるまで受け続ける、それだけの熱意があったら事件も安心してまかせられますよね。
場所は変わっても自分は変わりませんから、公平に判断していってくれるでしょう。

◆徳島地検次席検事になった中川善雄(なかがわ・よしお)さん(4月6日 徳島新聞)

 東京下町・浅草の生まれ。ちゃきちゃきの江戸っ子らしく、威勢のよい語り口が印象的だ。2年目を迎える裁判員制度について「徳島では非常に 順調にいっている。拙速はいけないが、迅速という観点は必要。争点整理を徹底し、分かりやすい的確な立証で、迅速な裁判の実現に努めたい」と語る。

 司法試験に合格したのは36歳のとき。「大学卒業後3年間は親に頼んで勉強に専念させてもらったんだよ。それからは浅草で祭り用品をやっている実家の手伝いをしながら。試験は、なかなか難しかったね」と振り返る。

 ロッキード事件で時の権力者、故田中角栄元首相に有罪判決が下ったのをきっかけに、検事を志すようになった。「どんな権力者でも悪いことをすれば、きちんと裁かれる世の中でなければいけない」。立件した東京地検特捜部に感銘を受けた。

 これまで東京、札幌、大阪など各地検検事を務めてきた。京都地検では、暴力団同士の抗争事件の公判を担当。「被告が7人もいて、弁護人の数も多かった。 一方、こちらは一人。否認事件だったし、論告の作成に何日も徹夜したよ」。神戸地検時代にかかわった明石市の人工海浜陥没事故の裁判も印象に残っている。 「通勤途中に電車から現場が見えるんだけど、安全とされる場所で起きた事故に心が痛んだ」

 四国勤務は初めて。「徳島の人は元気がいいんじゃない。経済的には関西圏なので、関西の元気と相通じるものがあるのでは」。自分の性格を「非常に我慢強 い。細かいことにはこだわらない方」と分析。最近の趣味は山登りや映画鑑賞。「映画は明日の活力、ストレス発散になる」。妻(40)と長女(4)との3人 暮らし。53歳。

2010年4月2日金曜日

24校の不適合

司法試験合格という目標が最終的なものである以上、司法試験に対応したカリキュラムを作成して実行していくことは仕方ないと思うんですけど。
じゃないと学生の確保だって難しいでしょうし。
それに、それをしてはいけないということであるなら、もっと法科大学院の基準を高くして、法科大学院を卒業と同時に資格を与えるってくらい徹底したらいいのにね。

法科大学院 24校「不適合」(3月30日 読売新聞)

第三者評価 全74校出そろう

 法科大学院の評価機関「大学評価・学位授与機構」は29日、大学院3校の評価結果を公表し、静岡大を教育内容に問題がある「不適合」とした。

 これにより、2004年の一斉開学から順次行われてきた全74校の評価結果が出そろい、約3分の1の24校が不適合だった。

 法科大学院に対する第三者評価は、同機構を含めた3機関が実施した。不適合と認定された24校のうち6校は国立。また、14校は昨年の新司法試験 で合格者数が1けたにとどまっていた。不適合校は文部科学省の調査対象となって改善指導などを受けるが、7校は2回目の評価で改善が認められ、現在は適合 となっている。

 不適合の理由として目立つのは、司法試験対策に偏った授業内容と、教育態勢の不備だ。約3割は過度の試験対策を指摘され、「受験予備校と連携して 学内で答案作成の練習会を開いている」「カリキュラムが司法試験で出題される法律基本科目に偏っている」といった問題も明らかにされた。

 同機構の平野真一・機構長は29日の記者会見で、「各大学院が合格一辺倒になり、幅広い見識を持つ法曹を養成するという初志がゆがめられている」 と語った。法科大学院は当初想定より大幅に多い74校が乱立し、修了者を対象にした新司法試験の合格率は昨年、最低の27・6%にまで落ち込んだ。各校 は、大学院への志願者減少と学生の質の低下を食い止めるため、司法試験対策を重視せざるを得ないのが現状だ。

 また、教育態勢の面でも、「実績のない人が専任教員となっている」など、5校が教員の質の問題を指摘された。出席率が4割でも定期試験を受けさせ ていた例などもあり、法務省幹部は「十分な教育態勢が整わないまま、法科大学院制度に乗り遅れないよう開学した学校も多い」と分析する。

 一方、中央教育審議会(文科相の諮問機関)の特別委員会は今年1月、問題のある法科大学院14校を公表したが、このうち11校は第三者評価の不適合校と重なった。

 ただ、同委員会は「新司法試験の合格者が少ないのに必要な対策をとっていないのは問題」という“合格実績重視”の判断基準を採用しており、司法試 験対策をマイナス要因と見なす第三者評価とはずれがある。ある私立校の大学院長は、「中教審の基準をクリアしようとすると、合格実績を上げる教育を推し進 める結果になり、第三者評価で不適合になりかねない」と戸惑っている。

2010年3月25日木曜日

波乱の予感・・・

1000人も減らすって!!!
たしかにみんな、現状では多いのでは?って思っていたけど大胆すぎる・・・
1000人減ったら、法科大学院の合格率はグンと低くなりますからねぇ。
各大学院が猛抗議するのでは?
それとも、納得って感じになるのかしら。
波乱の予感ですね。

兵庫県弁護士会:司法試験合格者1000人に減らして (3月24日 毎日新聞)

 兵庫県弁護士会は24日、司法試験の年間合格者数を全国で1000人程度に減らすよう求める決議文を、鳩山由紀夫首相らに郵送した。政府は02 年、合格者を今年をめどに年3000人に増やす方針を閣議決定しているが、就職難や弁護士の質の低下などが指摘されている。同弁護士会によると、同様の決 議は西日本では初めて。

 決議文は23日の臨時総会で採択。「新人弁護士が実務に必要な能力を身につけることが困難になるなど、深刻な弊害が生じている」と訴えている。

 司法試験の合格者数は、01年度の990人に対し09年度には2135人に増加したが、弁護士業務の基礎を学ぶために就職する法律事務所が飽和状態になるなどしている。

2010年3月15日月曜日

各校に補助金の差

兵糧攻めもいいですけど、うまくやらないとただのいじめのようになってしまいますよね・・・
相手が耐えられるところまできちんと把握できているのか、そこが問題です。
もっと内部の調査をしっかりする事をした方がいいのでは。
学生にはいい迷惑でしょうから。

司法試験成績で補助金に差、法科大学院を底上げ 中教審(3月12日 asahi.com)

 中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)特別委員会は12日、司法試験の合格実績で低迷する法科大学院について国からの交付金や補助金を削減し、判事な どの教員派遣も減らすべきだとする内容の報告をまとめた。合格率で低迷する大学院は「資金」と「人」の両面で国の支援が減らされるため、教育内容の改善や 統廃合などの判断を迫られることになる。

 報告は、合格率の低迷で「質の低下」議論が起きている大学院の質を底上げする狙い。提言を受けた文科省は、「兵糧作戦」で低迷校に危機感を促すと ともに、大学院の再編を進めたい方針だ。同省は大学院に義務づけた第三者機関による認証評価の基準に司法試験の合格実績を加えることも決めている。

 委員会は「試験合格率だけを問うべきではないが、著しく低迷しているところは、教育や入試などで問題があると見ざるを得ない」と認定。司法試験合 格率が平均の半分に満たない状況が続く大学院について「公的支援のあり方の見直しを検討すべきだ」と提言した。全74校のうち、過去4回の試験で、この状 況が3回続いた大学院は9校、2年連続は18校ある。

 文科省は、今秋の司法試験合否発表を受け、2011年度予算から助成を減らす方針だ。具体的な基準や算定方法は、医師・歯科医師国家試験ですでに実施されている助成減額措置などを参考にしながら検討していく。

 また、各校には法務省と最高裁から検察官と裁判官が実務家教員として派遣されているが、報告はこれについても「早急に見直しを検討することが期待される」とし、成績不振校から派遣を引き揚げることを事実上提言した。

 教育の改善が進まない大学院は国の支援が減らされ経営基盤が揺らぐことは必至。文科省幹部は「法曹養成の役割を果たしていないところは(撤退などの)決断をしてもらうしかない」としている。

2010年3月3日水曜日

JALがひなまつりフライト

3月3日 今日はひな祭りなので特別な話題で。
暗い記事の多いJALに明るい記事です。
飛行機の運航にかかわるスタッフ20名のうち出来る限り女性を集め、9割にあたる18名が女性というひなまつりフライトを運航しました!
整備責任者と機長のみ男性ということで、女性の機長誕生が待ち遠しいですね。
それにしても、1機の運航にかかわる人数が20名って思っていたより少ないんですが、そんなもの?

スタッフほぼ全員が女性 JALが「ひなまつりフライト」(3月3日 J-cast)

経営再建中の日本航空(JAL)は「ひな祭り」にあたる2010年3月3日、整備や操縦のほとんどを女性スタッフが担当する特別便「ひなまつりフライト」を運航した。

09年に続いて社内の有志が企画したもので、機体整備や操縦、荷物の積み込み作業など、運航にかかわるスタッフ20人のうち、社内に有資格者 がいない機長と整備責任者をのぞく18人を女性が担当。桃の飾りで彩られた羽田空港の搭乗ゲートでは、「全員一丸となり、皆様に選ばれるエアラインを目指 します」などと手書きで書かれたメッセージカードや、ひなあられが配られた。

副操縦士の立川円(まどか)さん(32)は、

「女性ばかりで運航すると、男性ばかりの時と違って明るい、柔らかな雰囲気になります。操縦でも、なめらかな、優しい舵(かじ)さばきができれば」

と意気込んでいた。

フライトは、JAL1083便(ボーイング767-300型機)。午前9時半過ぎ、152人の乗客を乗せて、熊本空港に向けて出発した。

2010年2月25日木曜日

明日、法曹人口問題シンポジウム

適正人数を話し合った結果、法科大学院を設置して司法試験の合格者数を増やすことにしたんじゃないの!?
本当に今更なシンポジウムなんですけど。
にしても、しないよりはましか。
働き場のない弁護士の実態を見せられるといいんですけど。

法曹人口問題シンポジウム:弁護士適正人数を議論 熊本市で26日 /熊本(2月23日 毎日新聞)

 弁護士の役割と適正な人数について話し合う法曹人口問題シンポジウムが26日午後3時から、熊本市大江の市立図書館ホールである。司法試験合格者が増える一方で、弁護士の働き場所がないという問題も起きており、弁護士や国会議員、大学教授らが議論する。

 日本弁護士連合会、九州弁護士会連合会、県弁護士会の共催。政府は02年、当時年間1000人程度だった司法試験合格者数を10年度には3000 人に増やす方針を閣議決定した。06年から始まった新司法試験の合格者数は08年2065人、09年2043人。裁判所・検察庁に入る人数は少ない一方で 弁護士数は増えているという。

 シンポでは日弁連法曹人口問題検討会議の菊地裕太郎事務局長が基調報告し、弁護士資格を持つ松野信夫参院議員や、熊本大法科大学院の松原弘信教 授、県弁護士会の鹿瀬島正剛弁護士らが地方弁護士会の抱える人口問題について議論する。申し込み不要。入場無料。問い合わせは県弁護士会096・325・ 0913。

2010年2月17日水曜日

法曹改革失敗か・・・

従来の司法試験と法学部ではいけなかったから法科大学院作って新司法試にしたんですよね?
そのいけないところは何だったのかしら?
ただ単に数を増やそうとしていただけなの?
数を増やしたら質を保てるわけはないのにね。
次はどんな風に改善していくのかなぁ。

法曹養成改革で作業部会=司法試験、法科大学院の実態踏まえ-法務・文科省(2月5日 時事ドットコム)

 法務、文部科学両省は5日、法曹人口を増やすために導入された新司法試験や、法科大学院が当初見込まれたほどの成果を上げていないとの指摘を踏まえ、法曹養成の改革について検討する合同作業部会を設置した。今年夏をめどに報告書をまとめる。
 作業部会は、法務省の加藤公一、文科省の鈴木寛両副大臣のほか、裁判所、検察、弁護士会、法科大学院の各代表者で構成。乱立気味の法科大学院の教育内容や、司法試験・修習の実態を詳しく検証した上で、具体的な改善策を打ち出す。

2010年2月8日月曜日

初の再投票-日弁連会長選

デットヒートしていますね。
日弁連の会長選は再投票となりました。
初だそうですよ。
それだけ真剣に考え、自分の信念と同じ人に投票をしているということでしょうか。
司法試験の合格者数だけでなく、司法全体に山積している問題にしてどの様に切り崩していくのかというところも注目ですね。

日弁連会長選、初の再投票に=法曹人口問題が争点-得票、規定に達せず(2月5日 時事通信)

 法曹人口問題が争点となった日弁連の次期会長選が5日投開票され、2人の候補者の得票が、日弁連の会則で定められた当選の条件を満たさず、後日、再投票が行われることになった。会長選での再投票は初めて。
 同じ条件で3月10日に行われる見通しの再投票でも当選者が確定しない場合、現会長の任期切れとなる4月までに、新会長が決まらない事態となる。
  候補者は宇都宮健児氏(63)=東京弁護士会=と日弁連の前副会長山本剛嗣氏(66)=同=。宇都宮氏は「司法試験合格者数を当面1500人程度に削減す べきだ」と主張。現執行部の流れをくむ山本氏は「法曹人口増員の理念は正しいが、必要があれば現状の合格者数にこだわらない」と、急激な削減に慎重な姿勢 を示していた。
 5日の仮集計で、山本氏は約9500票、宇都宮氏は約8500票を獲得。山本氏は東京や大阪などの都市部で票を伸ばしたが、宇都宮氏は地方票を獲得、全国52弁護士会のうち42会で得票が山本氏を上回った。
 会則によると、会長は弁護士による投票で選ばれ、当選するには、総投票数で最多票を獲得した上で、少なくとも3分の1以上に当たる18弁護士会で最多票を得る必要がある。
 再投票で当選者が決まらなければ、改めて候補者を募集して再選挙が行われるが、投票までに数カ月必要なため、4月までに新会長が決まる可能性がなくなる。この場合、現会長が引き続き職務を行う。 

2010年2月5日金曜日

大きな成功と小さな成功

ベストセラーとなっただから「あなたも生き抜いて」の著者の大平さん、一念発起して司法試験1発合格!!という快挙の裏にはどのようなことがあったのか・・・
「成功グセをつける」これは本当にいいことでしょうね。
何でもダメだ・・・って思ったら出来るものだってできなくなりますからね。
小さなことでも成功したことで自分をほめる事だってできますし、次への糧になりますから。
大物をしとめるためには小さいものは意味無いと切り捨てるのではなくて、それをしっかり捕えてエサにしていくということ、参考にしたいです。

大平光代的生き方(1)成功グセをつける(2月3日 yomiDr.)

大平光代は、なぜ行動変容に成功したのだろう。

 中学2年でいじめを受け、学校に行けなくなった。割腹自殺を図ったが、死ねなかった。非行に走り、母親を蹴飛ばしたこともあった。16歳で暴力団 組長の妻になった。背中には大きなイレズミも入っている。22歳で離婚して、大阪の北新地で売れっ子のホステスになった。そして、弁護士に転身した。波瀾 万丈の人生である。

 大平光代と2人で「くらべない生き方―人生で本当に大切にするべき10のこと―」(中央公論新社)という本を出版した。

 はじめて会ったとき、とても小柄で、控えめな女性に見えた。経歴からイメージするような激しさは、あまり感じられなかった。だが、話をしているうちに、わかった。彼女の強さには、ちゃんと仕掛けがあったのだ。

 まず、目標が明確だ。やりたいことをリストアップし、優先順位をつける。いちばんやりたいことに照準を絞る。そして、それを実現するために必要なものをそろえる。

 中学2年以降、学校に行っていない。学力をつけるために、彼女は同じ参考書を何度も何度も繰り返し読んだという。繰り返すことが、記憶を定着させ、思考を深める。持久力もつく。

 三日坊主にならなかったのは、なぜか。彼女には逃げ場がなかった。北新地の売れっ子の地位を守るために、たくさんのお酒を飲み、体調を崩した。このままではいけないという危機感が、強く試験勉強に向かわせた。

 彼女の努力はすごい。だが、無理はしていない。いきなり司法試験にチャレンジするほど、無鉄砲ではない。最初は、比較的合格しやすい試験からはじ めた。彼女のように、それまでの人生に成功体験が少ない人は特に、失敗に慣れっこになっている。失敗すると、どうせそんなものさと思い、いつかやる気を 失っていく。

 成功グセをつけていくことが大切だ。小さな成功体験でも、積み重ね、自分を評価していくことで自信につながる。そうやって彼女は宅建や司法書士の試験にも合格した。その延長線上に、司法試験の一発合格があった。

 もう一つ、大事なポイントがある。彼女が孤立無援ではなかったということだ。彼女には、サポーターがいた。養父となった大平のおっちゃんである。泥沼から這い出すきっかけをくれた。

 実は後からわかるのであるが、彼女の実の父親が、大平のおっちゃんに頭を下げていた。父親は末期のがんと闘っていた。大平のおっちゃんに、自分の娘として育ててほしいと、“遺言”を託した。ぎりぎりの状況におかれた人の、命がけの言葉が、大平のおっちゃんを動かした。

 その父親の思いを継いだ大平のおっちゃんが、大平光代をいつも見守っていてくれた。大きな意味での家族という存在が、彼女を支えたのだ。

 行動変容は決して奇跡なんかではない。起こるべくして起こる仕掛けがある。

 大平光代は、その仕掛けをうまく活用していた。このままではいけないという「危機感」をバネに、どうなりたいかという「明確な目的」に向けて、準 備をしている。いきなり、人生の一発逆転を狙っても、ホームランなんてそうそう打てるものじゃない。それよりも、着実に打てる球を選んで、自分のタイミン グで打つほうが、結局は、大きな目標に近づいていけるのだ。

 彼女の細心さは、行動変容をしようと思う人にとって大いに参考になる。

2010年1月29日金曜日

現役大学生からのアドバイス!

センター試験も終わり週が明けたらもう2月!
受験シーズン到来ですね。
中学受験をする小学生たちも顔つきが違ってきています。
電車で見るたびに頑張れと言ってしまう・・・もちろん心の中でね。
小学生には親の応援が一番でしょうが高校生にはより具体的な応援が先輩たちから届いていますよ。
全部参考にしたら大変なことになりますが、これは!と思う物があったらぜひ実践を☆

キャンパる:キャンパる記者から、受験生へ助言 カイロに地図に弁当/英字紙で威圧(1月29日 毎日新聞)

 大学受験はいよいよ本番。「キャンパる」学生記者たちから、受験生の皆さんへ体験談やアドバイスを送ります。(☆は男子記者、★は女子)

 --受験での失敗談は

 ★寒くて着替えるのが面倒でスエットとダウンコートで試験場へ行ったら周囲がびっくり。なめたらだめ(早稲田)

 ★体調が悪いと思ったら病院へ行くこと。腹痛で病院へ行ったら盲腸でした(お茶の水女子)

 ★テスト序盤。机上のティッシュは残り1枚。花粉症の私にはつらすぎた(東京女子)

 ☆ホテルでコンタクトをなくした。予備がなくて、右目だけの受験で不合格(成城)

 ★センター試験でマークミスしたのがトラウマになり、心のバランスを崩した。センターの結果が悪くても、気持ちの切り替えが大事(成城)

 --感動したことは

 ☆願書を書き間違え、当日行ったら席がない。でも試験監督補助の学生に、頑張ってと言われ次に頑張れた(青山学院)

 ★数学が全くわからず。自分の生年月日の数字を塗ったら合格。運命を感じた(北里)

 ★県立高校中退で通信制高校からの受験。1年半の不登校のブランクがあったが、合格した時は涙が止まらなかった。人生は自分次第(東洋)

 ★バレンタインデーに第2志望の合格通知。私は女だけど最高のプレゼントでした(青山学院)

 --どんな心構えで

 ★高校球児のように「相手は同じ高校生」と何度も唱える。(慶応)

 ☆朝からカツ丼を食え(慶応大学院)

 ☆気合がすべて。入学した自分の姿をイメージすること(立教)

 ★模試はすべてE判定。でも志望校の問題に特化して勉強し合格。あきらめないで(青山学院)

 ☆第1志望以外はすべて「滑り止め」と思え。心に余裕が(明治)

 ★いつも通りが一番。受験1カ月前から同じ時刻に起床(学習院)

 ☆内部推薦を受けたが、結構普通の成績の人が他大学との併願をもらっていた。何事もだめもとで挑戦を(日本)

 --持って行くものは

 ★菓子の「キットカット」(きっと勝つ)。友達から前日にもらって感激した(慶応)

 ★親の手作りのお弁当と温かい飲み物。試験会場近くのコンビニは混雑し品切れ必至(専修)

 ☆英語の試験前に英字新聞を広げ、周囲にプレッシャーを(成城)

 ☆フリースの靴下。暖かくて快適(青山学院)

 ★試験会場の地図。迷って、遅れた友達がいました(東京医療保健)

 ☆カイロ。手足が冷たいと大変(東洋)

 ★私は背中に張ったカイロが熱くなりすぎて困った(お茶の水女子)

 ★最低限必要なプリントやノート。勉強したことは意外と頭に残っている(早稲田)

 ★勉強で使ったペンや消しゴム。これだけやったと自分を励ましてくれる「心の友」(北里)

2010年1月26日火曜日

73/74で定員削減

ほぼ全部の法科大学院が定員削減となりました。
ただ、質は定員を減らしただけでよくなるわけはなく、今後の改善計画が重要となってきますね。
大幅な改善が必要とされた重点校14校に通っている学生はなんだか不安定になりそう。
っていうか、私なら心配で勉強どころじゃないね。

法科大学院、質に注文 14校に「改善を(1月25日 asahi.com)

■全74校中73校が定員削減へ

 法科大学院のあり方を議論している中央教育審議会の法科大学院特別委員会の作業班が22日、全74校の調査報告を明らかにした。入学者の質確保や成績評 価などで問題がある一部の大学院に、教育内容などについて強く改善を求める内容になっている。大幅な改善が必要な「重点校」と評されたのは14校、継続的 に改善の努力が必要な「継続校」は12校だった。

 また、2011年度に定員を削減する方針の大学院が17校あることが分かった。すでに、これまでに56校が削減を決めており、これで全74校中、73校が定員を減らすことになる。

 「通信簿」は、74校の入学定員や入学者数、競争倍率、新司法試験の合格者数と合格率、実地調査した26校への委員の所見などが載った。「重点 校」の14校は、いずれも09年度入学者入試の倍率が2倍以下で、昨年の司法試験合格率も10%程度。実地調査は学生との面談や定期試験問題の確認も行っ た。成績評価に問題があったり学生の授業への満足度が低かったり。状況が芳しくないのに、原因の分析が不十分な例もあったという。

2010年1月22日金曜日

弁護士が喰えない・・

弁護士が食べられないなんて・・・
高い給料で優雅に暮らしているのが正しい弁護士ですよね。
人数を増やして、司法のサービスをもっと安く気軽に市民に提供していくという方針は良かったとおもうんですけど、ここまで地位というか特別感を無くしてしまうのはそうなんでしょうかね。。。

弁護士も喰えない時代に(1月20日 Net-IB)

 2006年から新司法試験が開始され、現在は移行期間(11年まで)である。新司法試験の開始とともに司法試験の合格者数は増加しており、08年以降は 2,000人を超える合格者数だ。01年までの司法試験合格者数が1,000人以下であったことを考えれば、大幅な増加である。
 司法試験委員会は合格者数の目安を3,000人弱としている。現在はまだその数値を下回っているが、今後さらに増えていく可能性は高い。
 ある弁護士は「こうした傾向が弁護士の質の低下を招いている。適正規模は1,500人程度」と嘆く。さらに「過払利息の返還請求を生業としている若手弁護士が多いが、それらの案件もピークを過ぎており、今後は喰えない弁護士が増えていくだろう」と予想する。
 弁護士にも格差社会が訪れようとしているのだ。

2010年1月19日火曜日

センター試験終わりましたが・・・

将来に向けて進む道の幅が大きく狭まっているようで、なんとも痛々しいです。
自分の学びたいことを学ぶ機会って大学の時が一番いいと思うんですが、そんなことも言っていられないんですね・・・
親の都合で途中で大学に通えなくなるかもしれないことを考えると少しでも安く済ませておくことが一番なんでしょうが。。。
私大の定員確保も大変な状況でしょうね。

大学入試:センター試験開始 不況に負けるな、受験生(1月16日 毎日新聞)

 ◇就職有利な有名大へ 兄弟いるので国立大 親に迷惑かけられぬ

 厳しい冷え込みが続く中、大学入試センター試験が16日、始まった。回復の兆しが見えない不況と新型インフルエンザの影響が懸念される中、受験生 は例年にない試練を迎える。「親に迷惑をかけたくない」。真剣な表情で試験に臨む受験生からは国立や現役合格にこだわる切実な声が相次いだ。

 近藤正隆さん(19)=さいたま市大宮区=は早稲田大法学部が第1志望。父親が勤めるIT関連企業が不況で打撃を受け、昨年から母親もパートを始 めた。「合格したら奨学金をもらい、仕事に結びつくことを勉強したい。司法試験に挑戦したい」と話した。「父親の経営する会社は不況で給料を出すのも遅れ ている。浪人だけはしないでと親に言われている」という渡辺慎一郎さん(17)=大阪府茨木市=は立命館大などを目指す。「滑り止めも慎重に選んだ。不景 気が続く場合に備えて就職に有利な有名大に入りたい」

    ◇

 さいたま市西区の川畑裕輝さん(20)は、「2浪して親に迷惑をかけてしまっているので何としても国立に行きたい」と通学できる埼玉大工学部を志望している。

 埼玉県草加市の福田史織さん(18)は将来、デザイン関連の仕事を希望している。私立の美大も受験するが「親から、できれば国立と言われている。 東京芸大に合格したい」と話した。北海道大が第1志望の加藤太揮さん(18)=札幌市西区=は「東京の私大も考えたが多額の下宿費用がかかるのであきらめ た」という。静岡大で受験する静岡市清水区の青木佑里映さん(18)は「ほかにも兄弟がいるので、できれば国立大に行きたい」と話した。

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 「親に迷惑はかけたくない」と、併願校を絞る受験生も目立った。自動車関連企業で働く父親の給与が2割減ったという愛知県立津島東高の鈴木秀幸さ ん(17)は名古屋工業大を志望する。「関西の私大など4校くらい受けたかったが、結局、地元の2校に絞った。現役で合格したい」と意気込む。地元九州の 国立大を志望する福岡市東区に住む福岡大大濠高の今井尚史さん(18)は「ほかに関西の私大も受けようと思ったが、お金もかかる」と九州の私大2校を受け るのにとどめるという。 

 ◇今年も地元志向

 受験生の志望状況は昨年に続く地元志向で、受験校の選択がより堅実となっている。代々木ゼミナール入試情報センターによると、昨年10、11月の 全国模試を受けた受験生の志願率(前年比)は、東京大と一橋大が95%、東工大が93%と下がる一方、京都大、大阪大は上昇。西日本で東大クラスを目指し ていた受験生が地元志向を高めている。

 私大でも早大、慶大が92%、90%と前年割れした半面、日本大、専修大、東洋大は上昇。同センターは「最難関を目指して上京しても就職が保証されない。受験生が現実的になっている」と分析する。

 河合塾が昨年末、全国の高校教師に生徒の志望校選択の傾向を聞いたアンケートでも、7割が「通学可能な大学を選ぶ」、6割が「就職を意識した学部選択をする」と答え、不況の影響が浮かび上がった。

 ◇長野踏切事故で2会場開始遅れ

 大学入試センターによると、JR飯山線の踏切事故で遅れが出たため、長野市の信州大教育学部と工学部の2会場で試験開始時間を30分遅らせた。両会場の志願者数は計2826人。このほかの試験会場では予定通り試験が始まった。

2010年1月14日木曜日

「年3000人合格目標」見直し

量を増やせば質が低下するってのは、人間も物も同じなんですね!
計画を立てた2002年にはこんな世の中になっているとは予想しなかったでしょうね。
それにしても、あっという間に2010年ですよ。
2012年には世界が滅びるの?映画見ていないからどんな結末を迎えるのは知らないんだけど。。
あと2年かぁ~

◆司法試験「年3000人合格目標」見直し(2010年1月5日 読売新聞)

 政府は、司法試験の年間合格者を「2010年ごろに3000人に増やす」という計画を下方修正する方向で見直す方針を固めた。
 無理に実現を目指せば、法曹界の質が低下しかねないためだ。法務、文部科学両省が今春にも有識者会議を設置し、適正な合格者数の検討を始める予定だ。
 「3000人計画」は02年3月に閣議決定され、裁判員制度の導入とともに司法制度改革の柱の一つとなっている。法務省の司法試験委員会は毎年、合格者数の目標を設定し、段階的な増員を図っている。06年に1009人だった旧司法試験を除く合格者は08年には2065人と倍増したが、09年は2043人と頭打ちになっている。これ以上のペースで合格者数を増やすと試験の質や合格最低点を下げることになるため、計画自体を見直すことにした。
 また、法科大学院も74校と当初の想定より増えており、教育水準の低下を指摘する声が強い。大学院修了生の7~8割が合格すると見込まれていたが、09年の合格率は27・6%にとどまり、合格率低迷が優秀な人材を確保する妨げになることへの懸念も出ている。
 有識者会議では、適正合格者数のほか、〈1〉法科大学院のカリキュラムの見直し〈2〉成績評価と修了認定の厳格化――などを検討し、11年にも結論を出す。政府は法曹人口の全体数や合格者数の目標を作成し、改めて閣議決定する方針だ。

[解説]合格目標下げ 司法の質低下懸念
 政府の司法試験合格者数の計画見直しは、「質の低下」を懸念する法曹界の声を反映したものだ。
 日本弁護士連合会は現行計画について、「法曹の質が確保できず、弁護士の就職難が深刻になる」と指摘している。合格者増加を見込んだ法科大学院の乱立についても、「優秀な教員を確保できず、教育内容が不十分な大学院が多い」という声が出ている。
 ただ、地方には、弁護士が足りない地域も多い。青山学院大法科大学院の宮沢節生教授は「国民が弁護士を容易に利用できるようにするためにも、法曹の人的基盤の整備は欠かせない」と語る。
 合格者数と法曹人口計画の見直しでは、こうした点にも目配りをすることが必要だ。

2010年1月3日日曜日

明けましておめでとう☆

お正月の楽しみは何ですか?
あたしは箱根駅伝かしら。
何だか見てしまうのよね^^
とくに自分の出身校が出ているわけではないんだけど。
家の近くで練習している学校があるから、何となく気になって・・・
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?