2013年1月31日木曜日

性行為での退学処分「違法」那覇地裁

学校側に事件をでっちあげられて退学処分になったということでしょうか。
この生徒が日常的に問題児だったかどうかはわかりませんが、学校側に怪しまれるような行為は慎むべきですよね。
ただ、学校側も事実関係をきちんと調査せずに処分を下すのは違法行為ですよね。
最近の、遠隔操作ウイルス事件もそうですが、しっかりと証拠を集めてから処分を決めてもらいたいですね。



性行為での退学処分「違法」那覇地裁(沖縄タイムス 1月30日)

 学校施設内で同じ高校の生徒と性行為をしていないのに、同行為を理由に校長が退学処分としたのは違法だとして、退学となった生徒が県に約585万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、那覇地裁は29日、退学処分は「校長の裁量の逸脱で違法だ」とし、県に112万円の支払いを命じた。ブログ リストに移動
 酒井良介裁判官は、生徒2人に聞き取りした学校側の調査からは、性行為があったとは確定できないと判断。学校側が作成した、原告生徒の聞き取りを基に性行為があったとした文書の日付が実際に生徒へ聞き取りした日の前だったとし、「処分後に何らかの意図を持って作られた」とした。
 また、原告が避妊具を持ち込むなどしたことは「思春期の高校生の行動で過度に問題視すべきではなく、高校での教育、指導は可能だ」と指摘した。
 原告生徒の母親は本紙取材に「学校は子供の話を聞いてくれず、処分の十分な説明もなかった。問題行動があれば親と連携して話し合い、一緒に解決できる環境をつくってほしい」と話した。
 県立学校教育課は「内容を弁護士と精査し、控訴も含め今後の対応を検討したい」とコメントした。