2011年8月3日水曜日

被災地も例外なく実施!!

5月に実施された事は知っていましたが…被災地も例外なく実施されたんですね…。
受験希望していた受験生の一体何%が受験出来たんでしょうか?!
1000年に1度、あるかないかの大震災だったにも関わらず…試験は決行!!残念ですね↓↓↓
どうしてなんだろう…?!
でも弁護士会としてももっと声を大にして訴えるべきだったんじゃない?!
そんな声、全然聞こえてこなかったよね…???




◆司法試験無情 被災2ヵ月、日程変更なく実施(8月3日河北新報)

原則として5年間で3回しか受験できない新司法試験は、東日本大震災でも日程が変更されることなく、ことしも5月に実施された。試験の2カ月前に震災に見舞われた被災地では、受験を断念した人や、生活の再建に追われながら受験する人が相次いだ。受験生からは「国には被災地のハンディを理解して対応してほしかった」との声が上がっている。

 「震災後、みんなが生きることで精いっぱいだった。法律家を目指して勉強している場合ではないと思い、ことしは受験しなかった」
 東北学院大法科大学院を卒業し、初めて新司法試験に挑む予定だった宮城県亘理町の男性(26)はこう語る。
 男性は沿岸部の親戚2人を津波で亡くした。自宅は一部損壊で済んだが、被災した知人らが詰め掛けて臨時の避難所のような状態になった。知人宅のがれきの撤去の手伝いもした。
 震災直後、町内で福島県から歩いてきたという高齢の男性に偶然、出合った。大きなリュックサックを背負い、沈痛な表情で「物資が届かない。原発事故に関する確かな情報もない。逃げるしかないんだ」と話すのを聞いて、激しく動揺した。
 試験が迫っても勉強に打ち込める状況ではなく、そんな気持ちにもなれなかった。司法試験を諦めかけていた時、被災者から「会社が倒産したら助けてほしい」と言われ、再び法曹界を目指す決意を新たにした。
 男性は「震災を口実にして逃げようとしたことが情けない。来年の試験に挑んで合格し、被災者を助けたい」と話す。…